ジャガイモ 芽 食べられる
ジャガイモの芽が出ても食べられる?
ジャガイモは、色々な料理に使えますし、子どもから大人まで幅広い方に好まれます。
また、保存も効くので、常備しているという方も多いのではないでしょうか。
そんなジャガイモから、いつの間にか芽が出てきていることがあります。
ジャガイモは、イモの表面の凹んだ部分から芽が出てきます。
たくさんの芽が出てくると、この芽自体が食べられるのか、
また芽が出たジャガイモが食べられるのかも気になります。
ジャガイモの芽は、食べられるのでしょうか。
[ジャガイモ 芽 食べられる]
■ジャガイモ 芽 食べられる?
ジャガイモは、世界中で愛される野菜の1つです。
保存性も高く、上手に管理すれば半年以上もの間貯蔵しておくことも可能です。
けれど、ふとした時に芽が出てくることもあります。
購入して間もないジャガイモだったのに、すぐに芽が出てしまった、
ということもあるでしょう。
そのまま放っておくと、ジャガイモの芽はどんどん大きく育っていきます。
ここで気になるのが、ジャガイモから出てきた芽です。
ジャガイモから少し伸びたくらいの小さな芽や、伸びに伸びた大きな芽、
いずれの芽も食べられるのでしょうか。
ジャガイモから出た芽は、こんなに伸びます
・サイズに関係なく食べられない
ジャガイモから出てきた芽は、残念ながら食べることはできません。
よく緑に変色したジャガイモは、毒性が強くなっているという話を聞きますが、
ジャガイモの芽にも強い毒性が含まれています。
芽が出た状態のジャガイモをそのまま調理して食べると、
食中毒の可能性が非常に高くなるので、避けるようにします。
芽のサイズは関係なく、小さくても大きくても毒性が強いので、
必ず取り除くようにします。
また、子どもの方が大人よりも許容量が少ないため、
少量食べただけでも中毒症状が出る可能性が高いです。
もちろん、大人だけが食べる場合も、芽の部分が危険なことに変わりはないので、
キレイに取り除いてから調理することを心がけましょう。
■芽が出たジャガイモは食べられる?
ジャガイモから出た芽の部分には毒性があっても、
本体のイモの部分はどうなのでしょうか。
購入して間もないジャガイモから芽が出てくると、
やはりすべて処分するのはもったいないように感じます。
実は、芽が出たジャガイモは、芽の部分をきちんと取り除けば、
食べることができます。
また、芽の部分を取り除くだけでなく、いくつかの注意点をきちんと守ることで、
さらに中毒を起こす危険性を低くできます。
芽の部分は身の部分までえぐります
・深くえぐる
ジャガイモの芽の部分は、先端だけを取り除くのではなく、
必ずイモの身の部分まで深くえぐるようにします。
芽の毒がどこまで広がっているのかが分かりませんし、
芽が出た付近はえぐみが増すことが多いので、余分めにえぐっておくと安心です。
緑色になっている部分もしっかりと厚く剥きます
・皮を剥く
芽が出たジャガイモは、表皮部分に毒性が集まることも多いです。
ひどければ緑化している場合もあるので、
チェックのためにも必ず皮は剥いておきましょう。
皮を剥いた時、表面がうっすら緑色になっている場合は、緑化しています。
緑色になっている部分もしっかりと厚く剥いて、取り除いておきましょう。
緑化した部分は、えぐみが強いだけでなく、
こちらも芽と同様に毒があるので注意します。
稀にイモの中が紫っぽくなっている場合がありますが、
これはジャガイモに含まれるアントシアニンが原因なので、
特に問題なく食べることができます。
水にさらすとえぐみが和らぎます
・水にさらす、茹でる
芽の部分や緑化した部分をキレイに取り除いても、
イモ全体にえぐみが広がっている場合があります。
この場合、水にさらすことで、えぐみが和らぎます。
水にさらすのと同様に、皮を剥いたジャガイモを茹でて加熱するのも有効です。
レンジで蒸したり、切ったものを直接焼いたりするよりも、
茹でている間にえぐみの強い成分が流れ出る可能性があります。
ただし、どのような調理を行ったとしても、あまりにもえぐみが強い場合には、
食べるのをやめて処分しましょう。
無理に食べると、体調を崩す原因になります。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方