ジャガイモ栽培 1月
ジャガイモの露地貯蔵
ジャガイモの栽培期間は、おもに春と秋です。
珍しい作型として冬植え栽培もありますが、
基本的には春と秋のみの栽培となります。
寒地の場合はさらに限定され、春ジャガイモの栽培のみとなります。
秋ジャガイモの栽培も、すでに12月に収穫を終えているはずなので、
1月は畑に何も植わっていないことがほとんどです。
それでも、1月にジャガイモ栽培のためにできることはあります。
[ジャガイモ栽培 1月]
■1月のジャガイモ
秋ジャガイモの収穫は、12月のうちに終わっているはずなので、
畑には何もない状態でしょう。
冬植え栽培を実践している場合は、まだ栽培中のはずですが、
収穫にはもう少し時間がかかりそうです。
春ジャガイモの栽培までには少し時間がありますが、
それまでにできることはあります。
収穫した秋ジャガイモは貯蔵中のはずですが、
ちょっとしたことで傷みや病気が発生することがあるので、注意が必要です。
■1月の作業
・ジャガイモの保存
秋ジャガイモは、冬に収穫して春まで貯蔵できます。
ジャガイモは貯蔵できる期間が長いため、たくさん収穫できた時も安心です。
けれど、貯蔵環境が悪いと、どうしても傷みや病気が出やすくなります。
秋ジャガイモの場合、冬から春の寒い時期に貯蔵するため、
その点に注意して貯蔵します。
ジャガイモは、気温が低いと生育も難しいですが、イモの貯蔵にも不向きです。
イモが凍るほどの低温では、イモが急速に傷みます。
貯蔵する時は、霜が降りない場所を選びます。
室内でも、気温が下がって氷点下になるような場所は、避けましょう。
イモの量が多く、室内での貯蔵が難しい場合は、
戸外で土に埋めて貯蔵することも可能です。
土が断熱材の役割をしてくれるので、外気の影響を受けず、凍らずに済みます。
他にも、箱などに入れた時に何重にも重ねない、
暗い場所に置く、異常が出たものは健全なものと分けるなど、
ジャガイモを長持ちさせるためのコツがあります。
秋ジャガイモの貯蔵のコツについては、こちらにまとめてあります。
寒おこしをして用土を入れ替え消毒します
・土作り
12月に秋ジャガイモの収穫が終わり、ほっとしたのもつかの間、
今度は春ジャガイモの栽培に向けての準備が始まります。
春ジャガイモの植え付けは、早ければ2月下旬頃から始まります。
基本的な土作りであれば、2月に入ってからも間に合いますが、
土の状態をさらに良くするなら、1月から始めるのがお勧めです。
寒いことを利用し、寒おこしをして深くまで土を掘り起こせば、
寒さによる消毒も行えますし、地表と深層の入れ替えもできます。
また、米ぬかや堆肥などの有機質をこの時期から入れておけば、
ゆっくり分解されて、土の中の微生物が活性化できます。
土の状態が良くなれば、ジャガイモの生育にも良い影響が出ます。
ジャガイモは土の中に新しいイモが育つので、土の状態によって、
収量アップも夢ではありません。
ジャガイモの土作りに関しては、こちらに書いています。
春ジャガイモの栽培まで時間があるうちに、ぜひチェックしてください。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方