ジャガイモ 収穫 腐る

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ジャガイモ 収穫 腐る

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すっごく嬉しいジャガイモ収穫!

 

 

ジャガイモ栽培では、イモが地中にできるため、
栽培途中でどれくらい育っているのか、地表を見ただけでは分かりません。
そのため、収穫の時が一番の楽しみであり、山場となります。

 

大切に育てたジャガイモを収穫した後、いつものように保存したはずなのに、
思っていたよりも早くに腐ることがあります。

 

ジャガイモが収穫後に腐るのには、何か原因があるのでしょうか。

 

[ジャガイモ 収穫 腐る]

 

 

■ジャガイモ 収穫 腐る

 

ジャガイモは、芽が出たり緑化したりするまでは、保存ができる野菜です。

 

保存時は、風通しの良い暗所に置くのが基本ですが、
湿気が多い梅雨や長雨の続く季節などは、
湿度が高くなることによって、腐ったりカビがはえることがあります。

 

気を付けて保存しているはずなのに、なぜか早々に腐ることもありますが、
こういった場合は風通しの悪さや湿度の高さだけが原因ではありません。

 

 

雨の日や畑が濡れているときの収穫は、できるだけ避けましょう

 

 

・雨の日に収穫した
ジャガイモを収穫した日が、どのような天気だったか、
土の状態がどうであったかによって、収穫後の腐りやすさが変わります。

 

ジャガイモを収穫する時は、晴れが続いて土が乾いている時がベストですが、
天候に振り回された挙句、晴れる日がなかなかやってこずに、
収穫適期が過ぎそうになることもあります。

 

そういった場合でも、土がなんとか乾いている時をみはからって収穫しますが、
収穫の時に土が含んでいる水分が多いと、
どうしてもイモ自体が含んでいる湿気も多くなります。

 

さらに、水分を含んだ土が泥のようになり、
収穫したジャガイモに付着しやすくなります。

 

土の中には、土を良い状態にする微生物もいれば、
ジャガイモが病気になる原因となる菌も存在します。

 

ただでさえ新ジャガイモは皮が薄くて柔らかいのに、湿気を含んでいる分、
さらに傷つきやすくなっています。

 

そのような状態で、菌が繁殖している土が長くついたままになっていれば、
腐りやすくなるのは当然です。

 

雨が続く時期は仕方ありませんが、収穫するタイミングは、
できるだけ土が乾いている時を狙いましょう。
また、表面に傷がつかないよう、丁寧に扱うことも大切です。

 

 

ジャガイモは丁寧に扱い、傷をつけたりぶつけないようにします

 

 

・傷、打撲
ジャガイモは、イモの中に養水分を溜めこみます。
そのため、時間が経過した後でも、タネイモから芽が出るのです。

ところが、イモの表面に傷がつくと、その傷口から中の水分が出てしまいます。

 

水分が抜けるというよりは、湿気た部分が空気に触れるため、
雑菌が増えやすくなるのです。

 

また、イモを落としたり何かにぶつけたりすると、
打撲となった部分から傷みやすくなります。

 

傷がついた時や落とした時に、すぐに変色や傷みが出るわけではありません。
少し時間が経ってから症状が出始めるので、
最初はなぜ早くに腐るのか分からないことも多いです。

 

 

ジャガイモを保存するときは、水洗いしてはいけません

 

 

・保存前に洗った
ジャガイモを収穫した後、晴れた日に収穫したとしても、
多少は土がイモについています。

 

この土は、通常であれば手で軽くとるだけなのですが、
中には土がついた状態で家に入れるのを嫌がり、
水洗いをしてから保存する方もいるようです。

 

せっかく晴れた日や土が乾いている日を狙って収穫しても、
保存前に水洗いしたのでは意味がありません。

水洗いした後にきちんと水気を拭いたとしても、見えない湿気が残ります。

 

しかも保存する時は重ねて置くことも多いため、
イモ同士が触れあっている部分は風通しが悪くなり、乾きにくくなり、
そこからカビや腐敗が始まります。

 

表面についた土が気になる場合は、手でなでて取るのが一番です。
また、土が乾くように、保存前に表面を乾燥させておくのもお勧めです。

 

 

ジャガイモは、半日くらい天日干しをしましょう

 

 

・保存前に天日干ししなかった
ジャガイモを収穫した後、半日ほど天日干しをします。
ジャガイモはイモに光を当てると、緑化という現象が起こります。

 

緑化した部分には毒があるので、食用にするイモは光に当てないのが鉄則です。

 

けれど、収穫してすぐのイモだけは、光を当てて乾燥をします。

半日ほどであれば、直射日光をイモに当てても、緑化する心配はありません。

 

むしろ直射に当てることによって、表面についた湿気を乾かします。

半日でも乾燥させることで、表皮がしっかりとしてきますし、
表面についた土も落としやすくなります。

 

さらに、直射日光を当てることによって、殺菌効果も期待できます。

半日天日に当てる時は、数時間でひっくり返し、全体に光が当たるようにしましょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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