ジャガイモ 芽 生やさない

ジャガイモ栽培.com

ジャガイモ 芽 生やさない

読了までの目安時間:約 6分

 

スポンサードリンク

ジャガイモの芽、芸術品のようです

 

 

ジャガイモは、野菜の中でも貯蔵性が高いものの1つです。
収穫してから、数ヶ月くらいは保存がききますし、
うまく管理すれば1年ほどもつこともあるそうです。

 

きちんと貯蔵していると思っていても、いつの間にか芽が出ることもあります。

 

もちろん、芽が出てきたとしても、イモ自体がしっかりしていて変色がなく、
芽の部分もきちんと取り除くことができれば、食べることはできます。

 

それでも、やはりできるだけ芽が出ないようにしておきたいものです。
ジャガイモの芽を生やさないためには、どうすれば良いのでしょうか。

 

 

[ジャガイモ 芽 生やさない]

 

 

■ジャガイモ 芽 生やさない

 

ジャガイモの芽は、気付くといつの間にか出ているように思えますが、
実は芽が出るのには条件があります。

 

それが、温度明暗湿度です。

 

どのような環境で保存すれば、芽を生やさずに使い切ることができるのでしょうか。

 

・低温を保つ
ジャガイモを保存する時、あまりにも低温だと、
イモが凍って組織が壊れ、食感が悪くなります。
反対に温度が高すぎると、芽が出やすい状態となります。

 

ジャガイモの芽が出やすくなるのは、だいたい15度~20度くらいの間です。
つまり暖かいと感じる環境に置いていると、芽が出やすいということになります。

 

冬の間は、凍らない程度の場所に置いておき、
暖房の効いた暖かい部屋に置いておくのは避けます。

 

春になると、冬は保存に適していた場所も、徐々に気温が上がってきます。
できるだけ涼しい環境を維持し、15度以上にならないようにします。
夏と秋も気温が高くなりがちなので、涼しい状態になるように工夫します。

 

ある程度温度が一定で、外気にあまり左右されない場所ということで、
冷蔵庫の野菜室に入れる方がいます。

 

野菜室は、ジャガイモを保存するのに温度はちょうど良いですが、湿度が高めです。
そのため、短期間なら野菜室も良いですが、長期間保存するのであれば、
冷蔵庫以外の場所がお勧めです。

 

 

段ボールやカゴを活用します

 

 

・暗くする
ジャガイモは、明るい場所でも発芽しやすくなります。
また、イモが光に当たると、太陽光か照明かに関わらず、緑化の原因となります。

 

ジャガイモを保存する時は、1つずつ新聞紙にくるんだり、
遮光できる容器(段ボールなど)に入れておくのが良いです。

 

また、通気性の良いカゴなどに入れたジャガイモを、
窓のない暗い部屋に置き、新聞紙をかぶせておくのも良いでしょう。

 

・湿気を避ける
ジャガイモの芽が出やすくなるかどうかは、気温や明暗が大きく関わりますが、
実は湿度も関係しています。

 

湿度が高い状態になると、芽が出やすくなるのです。
芽が出やすくなるほかに、イモ自体が傷みやすくなったり、
カビが発生しやすくなるので、貯蔵中の湿気は大敵です。

 

貯蔵中は、風通しの良い場所に置いて、湿気がこもらないようにしておきます。
同じ場所、同じ状態を続けていると、
気付かないうちに湿気がこもっていることがあるので、時々移動します。

 

また、カゴの中にたくさんのジャガイモを入れて貯蔵する場合は、
傷んでいるイモがないかチェックする意味も込めて、
時々カゴから出し、異常のないものをまたカゴに戻します。

 

この作業をするだけで、カゴの底やジャガイモの隙間に溜まっていた湿気が逃げ、
空気の入れ替えができます。

 

保存しているジャガイモは、時々様子を見ましょう

 


・品種によって芽が出やすい

できるだけ貯蔵環境に気を配っていても、
どうしても数ヶ月ほどで芽が生えることがあります。
それはもしかすると、品種の問題かもしれません。

 

ジャガイモには意外とたくさんの品種が存在します。
どのジャガイモ品種も貯蔵できますが、品種により貯蔵できる期間が異なるのです。

 

貯蔵できる期間が違ってくる原因は、品種による休眠期間の違いがあるためです。
男爵などは、休眠期間が長い品種の代表ですが、
秋ジャガイモに使われるデジマなどは、休眠期間が短いです。

ジャガイモの芽が出るのは、休眠から覚めているためです。
休眠期間が短い品種であれば、休眠から覚めやすいため、芽が生えやすいのです。
長く貯蔵したい場合は、休眠期間が長い品種を選ぶのもポイントです。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


スポンサードリンク

 

タグ :  

ジャガイモ

この記事に関連する記事一覧