じゃがいも 辛い

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じゃがいも 辛い

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芽が出て緑化しているジャガイモは危険です

 

 

ジャガイモは、ほくほくしたものや煮炊きに強くやや粘りを感じるものなど、
品種によって様々な食感や風味があります。

 

ところが、中には食べた時に異変を感じるものもあります。
ジャガイモを食べた時、辛い味付けをしていないのに辛いと感じたり、
舌や喉に刺激を感じることがあります。

 

ジャガイモを食べた時に辛いと感じるのは、なぜなのでしょうか。

 

 

[じゃがいも 辛い]

 

 

■じゃがいも 辛い

 

ジャガイモを食べた時に辛いと感じるのは、
ソラニンチャコニンと呼ばれる毒素のせいかもしれません。

 

ソラニンやチャコニンは、少量でも中毒症状が出やすい成分で、
多量に摂取すると死を招くこともあります。

 

食べた時の味としては、辛い、苦い、えぐいといったものが多く、
舌や喉に刺激が残る感じもあります。

 

ジャガイモにもたくさんの品種がありますが、辛みのある品種というものはありません。
そのため、辛みなどの普段とは違う味や刺激を感じたら、すぐに食べるのをやめましょう。

 

ジャガイモにソラニンやチャコニンが発生しているのを見分けるポイントは2つあります。

 

 

芽が出たジャガイモ

 

 

1.芽が出ていた
ソラニンなどの毒の成分は、ジャガイモの芽の部分の多く含まれています。
ジャガイモの表面には、目と呼ばれる小さな凹みがあります。

 

この部分から芽が出てくるのですが、小さな芽であったとしても、
毒が含まれているので注意が必要です。

 

調理する時、ジャガイモの芽が出ている場合は、芽を必ず取り除きます。

ジャガイモの芽は、指で横に押すだけでも取り除けますが、芽の伸びていた部分をえぐって、
毒が含まれている可能性のある部分も一緒に取り除いておきます。

 

 

緑化したジャガイモ

 

 

2.緑化していた
ジャガイモの表面の皮が、緑色になっていることがあります。
このような状態を緑化と呼びますが、この緑化している部分には、
ソラニンなどが含まれています。

 

ジャガイモの緑化は、ジャガイモの表面に光が当たることで起こります。
畑で育っている間はもちろん、収穫後に保存している間も、
光の当たる場所や明るい場所にジャガイモを置いていると、緑化が起こります。

 

表面の皮だけが緑色になっていることもありますが、
皮を剥いた時に中が緑色になっていることもあります。

 

いずれの場合も、緑色になっている部分を取り除くことで、
毒が含まれている部分を削ることができますが、

内側まで緑色になっているものは、処分した方が良いでしょう。

 

皮だけが緑色になっている場合であっても、皮を厚めに剥いておきます。

 

 

狭い範囲なら取り除けば良いが広範囲なら処分しましょう

 

 

■異常を感じたら

 

発芽や緑化に気付かず、ソラニンを含んだジャガイモを食べてしまうことがあります。
ソラニンは熱に強く、加熱してもなかなか消えません。

 

そのため、ソラニンを含んだジャガイモをよく加熱したとしても、
中毒を起こす可能性は高いままなのです。

 

校内で授業の一環として育てていたジャガイモを、児童が収穫して食べたところ、
集団で食中毒になったというニュースも少なくありません。

こういった食中毒の原因の多くは、ソラニンが発生していたことによるものです。

 

ジャガイモを食べた時、いつもと違う食感や味、臭いなどを感じたり、嘔吐や下痢、
腹痛などが起こったら迷わず食べるのをやめ、ひどい場合は病院へ行きましょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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