ジャガイモ 収穫後 すぐ 食べる?
ジャガイモの収穫は、楽しみですね!
ジャガイモを育てていると、収穫の時が楽しみでなりません。
いざ収穫できるとなると、今度はいつ収穫して食べられるのかが楽しみになります。
けれど、野菜の中には、カボチャやサツマイモのように、
一定期間寝かせた方がおいしくなるものもあります。
反対に、トマトやキュウリなど、新鮮なうちに食べ切った方が良い野菜もあります。
ジャガイモは収穫してすぐ食べるものなのでしょうか。
それとも寝かせてから食べた方が良いのでしょうか。
[ジャガイモ 収穫後 すぐ 食べる?]
■ジャガイモ 収穫後 すぐ 食べる?
ジャガイモを収穫した後、すぐに食べて良いものかどうか悩むことがあります。
巷では新ジャガイモとして売られていることもあり、そちらの方がおいしいのか、
それともしばらく寝かせてから食べた方がおいしいのか。
大切に育てたジャガイモだからこそ、おいしい状態で食べたいものです。
ジャガイモは、収穫してすぐに食べても、寝かせて食べても、
それぞれに別のおいしさがあります。
また、ジャガイモの性質によって、すぐ食べた方が良い場合もあります。
収穫後、すぐに蒸して食べるのも美味
・収穫してすぐに食べる
収穫してすぐのジャガイモは、普段食べるジャガイモよりもどこか水分が多く、
蒸かしたり茹でたりした時の仕上がりがしっとりしやすいです。
土の香りがまだ強く残っているので、
ジャガイモが持っている本来の力強い風味を感じることもできます。
また、収穫から時間の経ったジャガイモに比べ、
新ジャガイモは皮がとても薄く、柔らかいのも特徴です。
そのため、皮ごと調理することも可能です。
グラウンドペチカなど、表皮に特徴がある品種の場合、
皮を残した方が見た目にも楽しむことができます。
新ジャガイモならではおいしさを感じることができるのも、
収穫後すぐに食べる利点ですが、もう1つ大切なことがあります。
それが、傷のできたジャガイモです。
ジャガイモは傷ができると、内側が空気に触れることとなり、
そこから雑菌が繁殖して、カビや腐敗の原因となります。
収穫時にできた少しの傷も、時間が経つほど傷みやすくなるので、
早めに食べるのがお勧めです。
多少の傷ができたぐらいでは、食味が変わるほどではありません。
貯蔵もしたい場合は、傷ができたものを優先して新ジャガイモで食べ、
それ以外のキレイなものを保存しておくと良いでしょう。
時間をおいて煮込むと旨みや甘みが出てきます
・時間を置いてから食べる
実は、ジャガイモもカボチャやサツマイモと同じように、
寝かせることで熟度が上がり、甘みが増します。
ジャガイモは保存の効く野菜なので、
収穫後に少しずつ食べて長く楽しむ方も多いです。
その時とはまた少し違った環境で寝かせることで、
甘みや旨みを増やすことができるのです。
一般的には、風通しの良い暗所に置いて保存しますが、
熟成させる場合は、冷蔵庫の野菜室を使います。
ジャガイモを新聞紙にくるみ、野菜室に入れて1ヶ月ほど保存します。
この時、濡れたキッチンペーパーを外側に巻いておくと、
湿度が保たれて熟成が進むそうです。
ジャガイモの保存には湿気が大敵ですが、
この場合は湿度を少し高くすることで、甘みが出やすい環境を作ります。
熟成させる目的がない場合は、保存しながら少しずつ楽しみましょう。
新ジャガイモとは違い、水分が少し抜けるので、皮が少し硬く厚くなります。
そのため、皮ごと食べると口に残るので、調理の時には皮を剥いて調理します。
あるいは、調理時は皮をつけたまま行い、食べる時に皮を取り除きます。
ジャガイモはうまく保存すれば、数ヶ月以上保存できます。
ただし、品種によっては途中で芽が出やすいことがあります。
ジャガイモは、品種によって休眠期間が異なります。
男爵やシンシア、十勝こがね、インカレッドなどは、休眠が長い品種です。
反対にインカのめざめやデジマ、普賢丸などは、休眠が短い品種です。
休眠が短い品種は、春ジャガイモとして栽培して収穫した後、
秋に再び芽を出しやすい特徴があります。
そのため、秋ジャガイモ栽培に使う品種に選ばれることが多いのですが、
この性質を持っているがために、貯蔵には向きません。
長く楽しむのであれば、休眠期間にも注目して、品種選びを行いましょう。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方