インカのめざめ

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インカのめざめ

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インカのめざめのタネイモ、2020年は、こちらで勝負(笑

 

 

果肉が鮮やかな黄金色で小ぶりで美味なジャガイモ、インカのめざめ。
市場で見かけることが少ない希少品種です。

特徴と育て方のコツをご紹介します。

 

 

[インカのめざめ]

 

 

・登録年 2002年
・登録番号 ばれいしょ農林44号
・作型 春作、秋作
・主な産地 全国
・特性 ほくほくの粉質
・栽培難易度 中級

 

 

■インカのめざめの特徴

 

・日本向けに改良された極早生品種
インカのめざめは日本向けに改良された品種です。
極早生品種なので、栽培期間が短いです。

 

交配は少し複雑で、南米アンデスの在来種とアメリカの品種を交配させてできた、
「W822229-5」という品種と、

国際ポテトセンターから導入された「P10173-5」を交配させて育成された品種です。
W822229-5は風味が良く、P10173-5は果肉が黄色いことが特徴です。

 

両者の特徴を受け継ぎ、黄金色をしていて、風味、食味が良いジャガイモになりました。

 

*国際ポテトセンター
International Potato Center、略してIPCと呼ばれる機関です。
ジャガイモの原産国であるペルーで設立されました。
ジャガイモやサツマイモなどの研究や普及を行っています。

 

インカのひとみという自然交雑種も人気があります。

 

・木村拓哉さんもお勧め
もとSMAPの木村拓哉さんが、「SMAP×SMAP」のビストロSMAPコーナーで、
美味しいのジャガイモとして、何度か紹介し注目を浴びました。

 

 

ポトフも鮮やかな黄色が活きます

 

 

・幻のジャガイモ
インカのめざめは生産量が少ないです。
大規模農家では、機械で収穫するのですが、インカのめざめは小ぶりのジャガイモです。

 

機械で収穫する際に取りこぼしが多いことや、収量が少なかったり、
長期間の保存に向いていないことなどから、作る農家が少なく、
生産量が少ないので幻のジャガイモと呼ばれています。

 

・カロテノイド系色素を多く含有
果肉はオレンジ色よりの黄色をしていて、この色はカロテノイド系の色素です。
キタアカリも同じように濃い黄色をしていますが、キタアカリより多く含有しています。

 

・濃厚で甘みがある
インカのめざめの一番の特徴は食味です。
舌触りがよく濃厚で、ホクホク感がありつつも粘り気があるので、サツマイモのような食感です。

 

糖度が普通のジャガイモより高く、普通のジャガイモの糖度が4~5度に対して、
インカのめざめは6~8度と高く、甘いです。

 

 

フライドポテトも抜群です

 

 

■インカのめざめの栽培のポイント

 

・肥料はしっかり効かせる
栽培期間が短いので、元肥がしっかりと効くようにします。
初期からの生育が比較的早く、肥大速度も早いので、追肥は生育に応じて行います。

 

・病害虫には気をつける
インカのめざめは、病害虫に弱い品種です。
特に、えき病に弱いので事前の対策が大事です。

 

 

■インカのめざめのオススメの食べ方

 

そのままの食感、食味を生かすならシンプルな調理法がオススメです。

 

火を通すと果肉の黄色がより鮮やかになります。
煮崩れしにくいので、煮込み料理にも向いています。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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