メークイン
メークイン、ジャガイモ2大品種の一つです
もう一つは、ホクホク系の男爵薯です。
メークインは舌触りが良く、なめらかな食感が特徴です。
煮くずれしにくく皮もむきやすいので、人気があります。
[メークイン]
■メークインの特徴
・原産地はイギリス
メークインの原産地はイギリスで、品種名はそのまま「May Queen」です。
日本ではアメリカを経由して、大正時代に導入されたとされています。
主に北海道で栽培され、メークインの発祥の地は北海道の厚沢部町です。
その後、推奨品種として日本に広く普及しましたが、
原産地のイギリスでは、メークインはほとんど作られなくなりました。
メークインの花
・男爵薯と並び人気がある
メークインは男爵薯と並んで2大品種と言われ、とても人気がある品種です。
見た目はやや細長の形をしていて、表面は凹凸が浅いので、皮がむきやすいです。
男爵薯はホクホクとした食感ですが、メークインはなめらかな舌触りが特徴です。
長時間煮込むような料理でも煮崩れしにくいため、煮物向きの品種ですので、
料理によって使い分けることがあります。
また、ほんのりとした甘みがあり、低温で貯蔵すると甘みが増します。
・収穫量は男爵薯より多い中早生品種
初期成育や肥大性は中程度の中早生品種です。
収穫量は男爵薯より多いですが、イモの揃いにはバラつきがあります。
大きさによって調理の仕方を変えてみると便利ですね。
ジャガイモの育ち方
■メークインの栽培のポイント
・土作りから植え付けまで
ジャガイモは地中にできる作物ですので、地植えの場合はしっかりと耕します。
土作りには堆肥などを入れ、苦土石灰は控えめにします。
苦土石灰を入れることにより、土がアルカリ性に偏ってしまい、
そうか病の原因になるので注意します。
植え付けは各地域によって差があるので、植え付け時期は目安になります。
春ジャガイモなら3月中旬、秋ジャガイモなら8月下旬が適期です。
地域によっては秋ジャガイモの栽培が難しいので気候に合わせて栽培します。
・土寄せが大切
土寄せは追肥と同じタイミングで行いますが、生育や状態に応じて何回か行います。
メークインを育てるときは土寄せをしっかりと行うことがポイントです。
日が当たってしまうと緑色に変色し、メークインは他のジャガイモに比べて、
緑化しやすく、*ソラニンやチャコニンを、多く含む傾向があるので注意します。
*どちらも毒性物質です。
イモの形を残すなら、メークイン
■メークインのオススメの食べ方
煮崩れしにくいので、長く加熱するカレー、シチューなど煮物に向いています。
強い火で加熱してしまうと崩れてしまうことがあるので注意します。
一度茹でて、スライスする場合にも形が崩れることがないので、
グラタンにするとなめらかな食感が楽しめます。
ジャガイモの形を残したい料理には、メークインがオススメです。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方