シャドークイーン
シャドークイーン C)開拓ショップえぞえぞ
シャドークイーンの果肉は鮮やかな紫色をしています。
アントシアニン色素を多く含有する紫ジャガイモです。
ファンが多いシャドークイーンの特徴と栽培のポイントをご紹介します。
[シャドークイーン]
■シャドークイーンの特徴
・北海道育成の紫ジャガイモ
北海道にて、アントシアニン色素をより多く含有したジャガイモの育成をし、
1993年にキタムラサキを使って採種、選抜されました。
そして、アントシアニン色素を多く含有したシャドークイーンが生まれました。
アントシアニン色素は近年、機能性を注目されています。
そのため、アントシアニン色素を多く含有するシャドークイーンは、
健康食材としての利用が期待されています。
・生育はゆっくりで熟期は中晩生
初期成育はゆっくりで、イモの早期肥大性もゆっくりです。
熟期も遅く、中晩生になりますが、育てやすいです。
またイモの揃いや大きさは男爵薯よりも揃います。
・紫色系品種の中でも色が濃い
見た目は濃い紫色をしていて、光の加減では黒っぽい色をしています。
また、目が浅く、表面の凹凸が少ないです。
果肉は中までしっかりと紫色をしています。
紫色系の品種はシャドークイーンの他にキタムラサキや、インカパープルがありますが、
それらよりも紫色が濃く、アントシアニン色素を約3倍含有しています。
・加熱調理をしても鮮やか
加熱調理をすると、色が鮮やかに残ります。
色を生かすポテトチップスや、ポテトサラダにすると良いです。
また、ポタージュにしても色鮮やかになります。
シャドークイーンのポテトチップス
■シャドークイーンの栽培のポイント
・元肥、追肥はしっかりと行う
生育が比較的ゆっくりなので、元肥をしっかりと行います。
早生品種は追肥が必要ないものがありますが、中晩生品種なので追肥をし、
肥料の補給をします。
・病害虫には注意する
ジャガイモシストセンチュウに対しては抵抗性を持っていません。
えき病やそうか病に対してやや弱いので防除が大事です。
■シャドークイーンのオススメの食べ方
加熱しても色が鮮やかですので、ポテトチップスやコロッケがオススメです。
ホクホク感が少なく、サツマイモのような食感をしています。
一度茹でてサラダの彩りとして使ったり、
ポタージュやビシソワーズなどのスープにすると、より鮮やかな色を楽しめます。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方