秋植えジャガイモ 芽が出ない
ジャガイモ、ようやく発芽しました
Q:秋植えジャガイモ を栽培をしようとタネイモを植えましたが、
3週間経っても芽が出ません。
植え付けに失敗したのでしょうか。
A:発芽には3週間以上かかるのが一般的なので、見守りましょう。
[秋植えジャガイモ 芽が出ない]
ジャガイモは、タネイモを土に埋めて育てます。
そのため、芽が出てくるまでは様子が変わらず、やきもきすることも多いでしょう。
あまりにも長く地上に芽が出てこないと、中でタネイモが腐ったのではないか、
何か異常があって芽が出なかったのではないかと、心配になります。
もちろん、あまりにも長い間芽が出ないのは、何か異常が考えられます。
けれど、実はジャガイモの芽が出るのには、もともと少し時間がかかるものなのです。
これは、春植え栽培か秋植え栽培かに関わらず、
ジャガイモの特性だと思っておきましょう。
ジャガイモのタネイモを植え付けてから、
地上に芽が出てくるまでにかかる時間の目安は、2週間~4週間ほどです。
栽培の時期やその年の天候、栽培環境や育てる品種、
タネイモの状態によってなどでも、日数は増減します。
そもそも、ジャガイモは寒さにも暑さにも強くありません。
そのため、春植え栽培では寒さによって地温がうまく上がらず、
なかなか芽が出ないことが多く、
秋植え栽培の場合は暑さによって芽が動きにくいことが多いのです。
いずれの場合も、植え付け前に芽出し作業をしておくのがお勧めです。
ジャガイモが長く貯蔵できるのは、休眠期間があるためです。
休眠を植え付け前にあらかじめ破っておくことで、
植え付けた後もスムーズな生育を促すことができます。
ジャガイモの秋植え栽培での芽出しについては、こちらを参考にしてください。
また、秋植え栽培で芽出しをせず、すでに植え付けを済ませてしまった場合は、
できるだけ涼しい環境を作ると、休眠がとけて芽が出やすくなります。
秋植え栽培の植え付け時期には、まだ高温であることが多いです。
この時期は直射が当たると、気温だけでなく地温も上がりやすいです。
タネイモを植えた後に地温が上がりすぎると、芽が出ないだけでなく、
タネイモの腐敗にもつながりかねません。
4週間以上経っても芽が出てこない場合は、
一度タネイモの状態を確認してみましょう。
一度埋めた箇所を掘るのは勇気がいりますが、
土の中のタネイモの状態を知るには、この方法しかありません。
ただし、中で万が一芽が出ていた場合、むやみに掘るとせっかくの芽が取れたり、
傷んだりすることがあるので、必ず優しく丁寧に作業を進めます。
掘った時にもし芽が出ていたら、そのまままた優しく土をかぶせ、
地上に芽が出てくるのを待ちましょう。
もし中のタネイモが腐ったりしていた場合は、もし時期が間に合うのであれば、
傷んだタネイモを取り除いてから、新しいタネイモを植えなおしましょう。
特に傷んだ様子も芽が出ている様子も見られない場合は、
もう少し様子を見るか、時期が間に合うのであれば植え直してしてみると良いでしょう。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方