ジャガイモの芽 いつ出る
ジャガイモの芽が出ると、とっても嬉しいです!
ジャガイモは、タネイモを地中に埋めて栽培を始めます。
そのため、芽が出るまではドキドキワクワクして、
毎日様子を見てしまいがちです。
毎日様子を見ていると、やはり気になるのが、いつ芽が出るのかです。
毎日見ているからこそ待ち遠しく、ヤキモキすることも多いでしょう。
ジャガイモはタネイモを植え付けた後、いつ頃芽が出てくるのでしょうか。
[ジャガイモの芽 いつ出る]
■ジャガイモ 芽 いつ出る
ジャガイモの芽が地上に出てくるのは、
タネイモを植え付けてから10日~1ヶ月ほど経ってからです。
他の野菜に比べて芽が出るのに時間がかかるように思えますが、
一般的な種子を播いたのとは違い、タネイモを埋めているので、
地上までに距離があります。
また、意外と温度にも敏感なので、
環境により芽が出るのが遅くなることもあります。
10日~1ヶ月ほどと、期間が大きく変わるのも、こういった理由からです。
では、芽が出るのが遅くなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
地温を上げるにはマルチが便利です
・期間より温度
ジャガイモの発芽には、日数よりも温度が重要になります。
基本的には10日~2週間ほどで地上に芽が出ますが、
発芽適温に達していない場合は、発芽までに時間が長くかかります。
ジャガイモの発芽適温は、15度~20度くらいといわれています。
そのため、春ジャガイモであれば、中間地で3月上旬頃にはこの温度帯に入るので、
3月上旬に植え付ければ3月中旬~3月下旬までには発芽する計算となります。
ところが、まだ気温が上がっていない寒い時期に植え付けると、
適温になるまでタネイモは土の中でじっとしているため、発芽に時間がかかります。
植え付けが適切な時期であっても、植え付け後に気温が低くなれば、
生長が緩慢になって発芽が遅くなります。
寒さが気になる場合は、ビニールマルチを利用して、地温が上げると良いでしょう。
・深さも関係する
地上に芽が出る期間は、タネイモをどれくらいの深さに植えたかも関係します。
タネイモを深く植えれば、それだけ地上までの距離が伸びるので、
地上に芽が出るのに時間がかかります。
また、ジャガイモは、芽を上向きにしてタネイモを植えるのが普通ですが、
芽を下に向けて植える逆さ植えという方法もあります。
逆さ植えは、下から力強く伸びることができる芽だけが地上に出てくるので、
地上に出た後も生育が良くなるといわれています。
芽を下向きにしていることで、一度地中にもぐってからタネイモを迂回して地上に出て
くるので、深植えと同じような状態となり、普通植えよりも発芽に時間がかかります。
芽だしをするとカットしやすく不良なイモを見分けられます
・芽出しをしたかどうか
温度や深さの他に、タネイモの芽出しをしたかどうかも、
発芽までにかかる時間が少し変わる理由になります。
タネイモからすでに芽が少し出た状態にしておくことで、
植え付けた後もスムーズに芽が生長し、地上に芽を出すようになります。
芽出しをすることで、発芽までにかかる時間は大きく変わらないかもしれません。
けれど、芽を出しすることで、タネイモをカットする時の芽数の目安にもなりますし、
タネイモが不良かどうかの見極めにもなります。
芽出しは、2週間以上太陽光に浴びせることで、簡単に行うことができます。
まだ寒いので、戸外には出さずに室内の日当たりの良い場所に置いておきます。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方