インカのひとみ
インカのひとみ
インカのひとみは、インカのめざめと同じような特徴を持ちますが、一番の違いは表面です。
赤色と黄色のまだら模様をしている育てやすくおいしいジャガイモです。
インカのひとみの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[インカのひとみ]
■インカのひとみの特徴
・自然交雑で生まれた品種
インカのめざめが自然に交配してできた品種です。
・インカのめざめ同様流通が少ない
希少なジャガイモといわれていて流通量が少なく、市場に並ぶことも少ないです。
また栽培する農家も少なく、年によっては収穫量が少ない場合もあり、
通販でも早くから売り切れてしまいます。
・早期肥大性が良く育てやすい
熟期は中早生で早くからの肥大性は男爵薯と同じくらい良いです。
生理障害の発生も少ないので育てやすいです。
そうか病には中程度の耐病性があります。
・サイズは小さく独特な模様
イモの大きさは小さく、小ぶりなジャガイモです。
表面は独特な模様をしていて、赤色の皮にところどころ黄色があり、
まだら模様のようになっているのが特徴です。
・食味が良い
果肉は黄色に近く、インカのめざめと同じような食味を持っています。
インカのめざめよりもカロテノイド系色素をやや多く含有しています。
甘さが強く、なめらかな食感と、
ジャガイモとは思えない風味が強いので、食味が良いです。
インカのめざめとセットで栽培して、比較するとより楽しく栽培ができます。
土を落とすと赤色と黄色のまだら模様になります
■インカのひとみの栽培のポイント
・病害虫防除はしっかりと
ジャガイモシストセンチュウには抵抗性がないほかに、
えき病、Yウイルス(Yモザイク病)には弱いので、防除が大事です。
・芽かきをする
できるイモが小さめのジャガイモなので、
栽培によっては小さすぎて食べられないものができる時があります。
芽かきをすれば多少、イモの太りが良くなったり、収穫量が増えます。
芽が10cmくらいになったら一番大きいのを残してあとは慎重に引き抜きます。
引き抜いた後はかるく土寄せをします。
■インカのひとみのオススメの食べ方
黄色い果肉が加熱するとより濃い黄色になります。
そのままの美味しさ、食感を楽しむにはシンプルな調理法がオススメです。
煮崩れしにくいので、煮込み料理にも向いています。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方