チェルシー

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チェルシー

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チェルシー

 

 

チェルシーは、海外生まれのジャガイモ品種です。

つるりとしていて美しい見た目は、美の国フランスならではです。

そんなチェルシーの特徴や、栽培のポイントなどをまとめました。

 

 

[チェルシー]

 

 

・登録年 2006年
・登録番号 チェルシー(つがる小雪)
・作型 春作
・主な産地 フランス
・特性 ほくほくの粉質
・栽培難易度 中級

 

 

■チェルシーの特徴

 

・フランス生まれのジャガイモ
チェルシーは、フランスで改良されたジャガイモ品種です。
日本で販売される時、チェルシーという名前をつけられましたが、
もともとフランスでは「Jenny」という名前がつけられていました。

 

日本ではチェルシーという名前以外にも、
つがる小雪という名前でも販売されています。
どちらも同じ品種ですが、かわいらしい名前は共通しています。

 

日本では意外とフランス産のジャガイモ品種が販売されていて、
どれも見た目がとても美しいのが特徴です。

 

チェルシーは、イモの大きさはやや小ぶりですが、
表面の皮がキレイな黄色をしていて、凹凸も少なくつるりとしています。

 

形は短い楕円形をしていて、目も浅いので、見た目が非常に良いです。
目が浅く凸凹が少ないため、皮も剥きやすく調理しやすいジャガイモです。

 

 

 

 

・多収で揃いが良い
チェルシーは1株につく上イモの数が多いです。
1個あたりのイモの大きさはやや小ぶりですが、
全体的に大きさも揃いやすいため、バラつきが少ないです。

 

1個あたりが小ぶりでも、たくさんのイモが1株でも収穫でき、収量は多いです。

 

・見た目に似合わないホクホク感
日本で最もメジャーなジャガイモは、男爵とメークインではないでしょうか。
この2つの特徴といえば、男爵がごろごろと丸っこい形をしていて食感はほくほく、
メークインの方は楕円形をしていて食感はしっとりとています。

 

チェルシーは短い楕円形をしているため、
粘質タイプのジャガイモだと思われることが多いですが、
実は粉質タイプのジャガイモ品種です。
火を通すとほくほくとした食感となり、口の中でほろりと崩れます。

 

 

コロッケが格別に美味しいです

 

 

■チェルシーの栽培のポイント

 

・中晩生で栽培期間が長め
チェルシーはどちらかというと中晩生タイプで、
早生の品種と比べると、収穫のタイミングが遅めです。

 

イモの大きさがそれほどではないものの、1株につくイモの数が多いためなので、
あまり早くに掘らないようにすることが、収量を上げるポイントです。

 

また、植え付け時期は他の品種と同じくらいですが、
収穫が遅めになるため、栽培期間が長くなります。

 

土中にいる期間が長ければ、
その分疫病など病気に感染する可能性が高くなるので、病気には注意しましょう。

 

葉から菌が侵入しないよう、
泥の跳ね返らしを防ぐビニールマルチなどを利用したり、
栽培場所の土を熱消毒しておくなどして、清潔に保ちましょう。

 

・ジャガイモシストセンチュウに抵抗性
チェルシーは、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性を持っている品種です。
ただ、抵抗性があるといっても、ある程度までは耐えられるものの、
絶対に被害が出ないという保証はありません。

 

特に、過去にジャガイモシストセンチュウの被害が出た場所で栽培する場合は、
抵抗性を持っている品種を育てる場合でも、土壌消毒などを行っておきましょう。

 

・株間は広めで栽培
チェルシーのイモは小ぶりですが、数がたくさんつくため、
栽培スペースはやや広めがお勧めです。

 

密植すると、どうしてもイモが生長するスペースが狭くなり、
収量が落ちる原因となります。

できるだけ基本に沿った株間にするか、
少し株間を広めにとって植え付けるようにしましょう。

 

 

■チェルシーのオススメの食べ方

 

チェルシーは、火を通すとほくほくの食感になります。
ほくほく系のジャガイモは、煮込むとどうしても煮崩れてしまうので、
長時間煮込むような料理には向きません。

チェルシーは油との相性がとても良いので、
ほくほくの食感を生かし、フライドポテトや、
潰したコロッケにして食べると、チェルシーの甘みや食感を楽しめます。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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