キタアカリ

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キタアカリ

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キタアカリ

 

 

キタアカリ、栗ジャガイモと呼ばれる代表品種です。

男爵薯と同様にホクホク系のジャガイモです。

比較的新しい品種ですが、人気も昇りジャガイモの代名詞とも言える品種です。

特徴と育て方のポイントをご紹介します。

 

 

[キタアカリ]

 

 

・登録年 1987年
・登録番号 ばれいしょ農林29号
・作型 春作
・主な産地 北海道
・特性 火の通りが早い粉質
・栽培難易度 中級

 

 

■キタアカリの特徴

 

・男爵薯とツニカの交配品種
キタアカリは昭和50年に北海道農業試験場にて、
男爵薯とツニカという品種を交配し、作られた品種です。

 

ツニカ、という品種の原産はドイツで、北海道農業試験場で育成されていた品種です。
ジャガイモの害虫の中にジャガイモシストセンチュウがあり、
このジャガイモシストセンチュウは対処が困難なものでした。

 

ツニカはジャガイモシストセンチュウに対して抵抗性を持つことから、
色々なジャガイモの交配親として使われました。

 

キタアカリはエゾアカリという品種と共に初めて日本で育成された、
ジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種です。

 

キタアカリの名前には、北の大地(北海道)を、
センチュウ被害から守ってくれますように、という思いが込められています。

 

ツニカの特徴を引き継ぎつつ、男爵薯の特徴も引き継いでいます。
早生品種で、初期成育が早く、収量は男爵薯よりやや多いのが特徴です。

 

・男爵薯との見分け方
表面は男爵薯を変わらない色、形ですが、見分けるポイントがあります。

 

よくみると、芽の部分がやや赤色をしています。
芽が大きくなると赤紫色になるので、より判断しやすくなります。

 

・ホクホクの食感と甘み
男爵薯特有のホクホクの食感が引き継がれています。
粉質で果肉は黄色く、甘みが強いです。
黄色い果肉と甘みから、クリジャガイモと呼ばれ人気が高いです。

 

 

■キタアカリの栽培のポイント

 

・基本的な栽培は男爵薯と同じ
生育が男爵薯と似ているので、同じように行います。
密植するより、やや間をあけて植えつけるようにします。

 

・病害虫対策をする
疫病に弱いほか、青枯病、そうか病に弱いです。
事前の対策や早くからの対処が大切です。

 

 

新ジャガのバター&マヨネーズ焼きにしたら、美味しかったです♪

 

 

■キタアカリのオススメの食べ方

 

ホクホクで甘みが強いので、程よく熱すると一層甘みを感じられます。
ジャガバターなどシンプルな料理に向いています。

 

熱するときは電子レンジを使うと、ジャガイモの香りを生かすことができます。
男爵薯より煮崩れしやすいので煮込み料理には不向きです。


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