きたかむい
きたかむい C)JAようてい
果肉の白色が綺麗で、肉質はやわらかいですが、煮崩れしにくいです。
甘みが強く、コロッケやポテトサラダにピッタリです。
春作で人気のきたかむいの特徴と栽培のポイントをご紹介します。
[きたかむい]
・登録年 2007年
・登録番号 ばれいしょ北海道第48号
・作型 春作
・主な産地 北海道
・特性 ほくほくの粉質
・栽培難易度 中級
■きたかむいの特徴
・北海道の優良品種
平成9年にジャガイモシストセンチュウの抵抗性を持つ早生品種の育成を目標として、
「イエローシャーク」と「とうや」を交配し、育成した品種です。
年々、北海道の作付面積が増えていて、市場で見かけることも多くなってきました。
また、コンビニエンスストアのセーブオンでは、
きたかむいを使用したコロッケが販売されていました。
・早生品種で生育は男爵薯に似ている
交配元のとうやの生育が男爵薯と似ているのできたかむいも似ています。
初期成育はやや速く、熟期は早生です。
ジャガイモシストセンチュウには強い抵抗性を持ちます。
きたかむいの手作りコロッケは最高です
・果肉は白色で甘みがある
果肉は白く、丸い形をしています。
きたかむいの特徴はなんといっても甘みです。
貯蔵すると更に甘くなります。
また、果肉がやわらかく、芯まで火が通るのが早いです。
やわらかいですが煮崩れはしにくいです。
調理の幅は広く、煮物からサラダまで何でも使えます。
特に、コロッケ、ポテトサラダにすると風味と甘みをより感じられます。
■きたかむいの栽培のポイント
・土作り
乾きにくい土、排水性が悪い土だと、えき病や軟腐病などにかかりやすくなり、
腐敗の原因になりますので、排水性を良くします。
乾燥気味の土だと、維管束褐変になりやすくなるので、
排水性が良く、保水性も良いバランスが取れた土作りが大事です。
また、肥料が多いと褐色心腐病になりやすくなるので、
多肥に注意します。
・植え付け
植え付けの間隔は30cmが目安です。
それより広いと、大きさが揃わなかったり、
褐色心腐病になりやすくなります。
美味しいコロッケ、たくさん作りましょう!
■きたかむいのオススメの食べ方
一番のオススメはコロッケです。
ポテトサラダにしても甘みを感じられておいしいです。
きたかむいを出荷しているJAようていでは、
塩にくじゃがのレシピが公開されています。
素材そのものの味を楽しむことができるので、挑戦してみてはいかがでしょう?
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方