秋植え 残ったタネイモ

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秋植え 残ったタネイモ

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Q:秋植えでジャガイモを育て、無事に収穫を終えました。

収穫の際、栽培に使ったタネイモがキレイな状態で残っていたのですが、
秋植えジャガイモを次の春植え栽培に使うことはできますか?

 

A:春植え栽培に使えない可能性が高いです

 

 

[秋植え 残ったタネイモ]

 

 

ジャガイモは、タネイモを植えて育てます。

 

一般的には、ジャガイモの生育が終わって収穫を迎える頃、
土の中のタネイモは養水分を使い果たし、ぺちゃんこなっていたり、
腐ったようにどろどろに溶けていたりします。

 

けれど、栽培の時期や状態によっては、タネイモが元のキレイな状態のまま、
新しいイモと一緒に発掘されることがあります。

 

一見すると、傷みやカビもなくキレイな状態のように見えるため、
保存しておけば次の栽培にも使えそうに見えます。

 

けれど、実際はあまり使えないことが多いようです。

使用済みのタネイモは、見た目はキレイでも養水分が抜けている状態です。

 

また、芽が出る部分は一度出ている状態となっているため、
保存しておいても再び芽が形成される可能性が低いです。

 

そうなると、次の栽培の植え付け適期に植えても、
いつまで経っても芽が出ず、欠株となります。

 

欠株となった部分は、時期が間に合えば植え直しすることもできますが、
他の健全な株と比べて生育が遅れてしまいます。

 

また、一度栽培に使ったタネイモは、
一度目の栽培期間の間に病害虫の巣窟になっている可能性もあります。

 

そのようなタネイモを使うことで、新しく植えたタネイモにも影響が出やすくなり、
最悪は栽培中に枯死する可能性も出てきます。

 

ジャガイモはきちんと育てれば、春植え栽培でタネイモの10倍、
秋植え栽培でも6倍~8倍くらいの重量のイモが収穫できるといわれています。

 

あまりタネイモをケチることは考えず、状態の良いものを使った方が、
病気や栽培失敗の可能性も低くなります。

 

実験的に一度栽培に使ったタネイモを使って育ててみることもできますが、
病害虫のことを考えても、使用はやめておいた方が良いでしょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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