ジャガイモ 冬植え
ジャガイモは、冬植えできる?
ジャガイモを栽培するのは、春と秋の2回が基本です。
けれど、実は冬にもジャガイモを栽培することがあるのです。
ジャガイモの冬栽培ができるのは、限られた地域だけなのでしょうか。
また、植え付け時期や収穫時期などは、いつ頃になのでしょうか。
[ジャガイモ 冬植え]
■ジャガイモの冬栽培が可能な地域
ジャガイモの栽培できる季節といえば、春と秋です。
けれど、冬にもジャガイモが栽培できる地域があります。
冬栽培が可能なの、沖縄は奄美大島などの南西諸島です。
この地域は冬でも比較的暖かく、霜が降りにくい地域です。
雪が降ることがないため、寒さに弱いジャガイモであっても、
冬に栽培が可能ということになります。
ジャガイモは寒さに弱いですが、暑さにも弱いです。
一般的な暖地や中間地では、春と秋に栽培することが多くなるのです。
沖縄などの南西諸島では、ジャガイモ栽培に適した気温が冬であるため、
冬に栽培することができるのです。
冬植えジャガイモは、1月下旬~4月上旬頃に収穫できます
■ジャガイモの冬栽培の植え付け時期、収穫時期
ジャガイモの冬栽培を行う場合は、
春栽培や秋栽培とは、植え付けと収穫の時期が異なります。
植え付ける時期は、10月~12月です。
この時期は、一般地であれば秋ジャガイモが生育している頃です。
12月ともなれば、収穫がすでに終わっているという地域も多いでしょう。
一般的地域が寒くなる季節に、南西諸島はようやく涼しくなってくるため、
冷涼な気候を好むジャガイモの植え付けに適してくるということになります。
植え付けた後、生育に必要となる期間は、
春栽培や秋栽培と同じで、だいたい3ヶ月ほどです。
そのため、冬栽培の収穫時期は、1月下旬~4月上旬頃ということになります。
この時期は他の地域ではジャガイモの収穫ができない時期となるため、
新ジャガイモの出荷はこの時期に栽培できる地域の特権となります。
他の地域からの出荷がない分、良い値で売れるとして、
冬ジャガイモの作付け面積が少しずつ増えているそうです。
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■ジャガイモの冬栽培の管理法
ジャガイモの冬栽培は、冬でも暖かい場所に限られますが、
それでも低温に当たらないような工夫は必要となります。
寒冷紗やビニールを使ったトンネルの設置や、
地温を上げるためのビニールマルチの利用が効果的です。
特にビニールマルチは、地温を上げる効果の他に、
土寄せの作業を減らしたり、雑草の発しを抑える効果もあるので、
注目されている栽培法のようです。
寒さを防ぐ以外の栽培管理については、
春ジャガイモや秋ジャガイモとさほど変わりません。
萌芽してきたら芽を選んで間引きをし、健全な状態で生育させます。
適度に追肥を行い、地上部が黄変して枯れてきたら、収穫のタイミングです。
収獲したジャガイモは、土を落として表面を乾燥させた後、
通常のジャガイモと同じように保存することができます。
栽培する期間だけが特殊なだけで、
他は普通のジャガイモとほぼ同じ栽培方法ということになります。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方