秋ジャガイモ 収穫 湿気
収穫する時の土の状態でジャガイモの保存期間が変わります
Q:秋ジャガイモを収穫する時、春ジャガイモの収穫時期よりも気温が低いですが、
雨の後など湿気が高い時に収穫しても大丈夫ですか?
A:空気や土が乾燥している時が狙い目です。
[秋ジャガイモ 収穫]
ジャガイモは丈夫で育てやすく、収穫の時の楽しみも大きいため、
家庭菜園でも人気です。
収穫した後も、うまく貯蔵すれば長く楽しめます。
ただ、この貯蔵期間をできるだけ伸ばすためには、
収穫する時の土の状態にも気遣いましょう。
春ジャガイモの場合、梅雨に入る前に収穫することが多いです。
雨が降った後だと、土が濡れた状態になっているため、中のイモも湿っています。
このような状態で収穫すると、イモが水を吸って湿っているだけでなく、
水を含んだ土がイモにへばりつき、さらに乾きにくくなります。
水気が多い状態が続くと、いくら貯蔵ができるジャガイモであっても、
カビや腐敗が増え、貯蔵どころか処分せざるを得ない状況になることもあります。
では、秋ジャガイモではどうでしょうか。
秋ジャガイモは、気温が低くなってからの収穫になります。
春ジャガイモとは違い、気温が低く空気中の湿度も低い日が多いです。
多少濡れていたとしても、問題がないように思えます。
けれど、やはり湿気は大敵です。
ジャガイモの長期保存は、湿気をどう防ぐかが大きなポイントになります。
湿気の多い環境を避けるだけでなく、
収穫時にもできるだけ乾燥した環境を作るようにすることで、
貯蔵中のカビや腐敗の可能性を下げることができます。
秋ジャガイモの収穫も、春ジャガイモと同じように、
雨が何日も降っていない、土が乾燥している日を選びます。
収穫したてのジャガイモは、土が乾燥していてもみずみずしさがあるので、
半日ほど天日干しします。
秋ジャガイモの場合、日照時間が短い時期の収穫となるので、
午前中のうちに収穫し、夕方には取り込むようにすると良いでしょう。
もし土がついていたとしても、水では洗わず、手ではらうだけにします。
乾燥させた後、さらに残っている土を手ではらい、貯蔵に回します。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方