ジャガイモ 連作障害 必ず

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ジャガイモ 連作障害 必ず出る?

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豊作だった去年の場所にジャガイモを植えたいのですが

 

 

Q:去年の春、ジャガイモを育てました。
今年もスペースの都合上、同じ場所で秋・春ジャガイモを育てようと思っています。

去年と同じ場所に植えると必ず連作障害が出るのでしょうか。

 

A:ジャガイモの連作障害は必ず出るわけではありません。

 

 

[ジャガイモ 連作障害 必ず出る?]

 

 

ジャガイモに限らず、何年も続けて同じ野菜を育てていると、
連作障害と呼ばれる症状が出やすくなります。

 

ただ、家庭菜園など栽培スペースが限られている場合、
どうしても連作をせざるを得ない状況になることも少なくありません。

 

連作はできるだけ避けるようにしますが、どうしても難しいのであれば、
育ててみるのも手の1つです。

 

もちろん自己責任にはなりますが、
2回続けたくらいでは連作障害が出ないことの方が多いです。

 

事実、何年も同じ場所で育てているけれど、特に問題なく育っているという方もいます。
連作をして障害が出るかどうかは、どちらも絶対ではないのです。

 

 

■ジャガイモの連作障害

 

ジャガイモを連作することで出やすい障害は、主に肥料の偏りと病害虫の被害です。
多少であれば、収量に影響があっても問題にはなりません。

 

けれど、年々被害が大きくなることもあるので、注意が必要です。

 

・肥料の偏り
同じ植物を何年も続けて育てていると、必要とする成分が同じになるので、
少ない成分と多い成分とが出てきます。

 

野菜を栽培する時によく使われる、窒素・リン酸・カリが同等の肥料を使った時、
窒素をたくさん吸う野菜を何年も育てていると、
窒素は足りないのに他が余る状態になります。

 

この肥料の偏りによって、欠乏や過多といった整理障害が出やすくなります。

 

ジャガイモ栽培の合間に、
余分な肥料を吸わせるための植物を育てるのも1つの方法です。

 

育てた後、土にすきこむことで緑肥になる植物が多いですが、
余分なものを排除する場合、生長した後に根から抜き取り、
処分することで土をリセットできます。

 

・病害虫の被害
同じ野菜を続けて育てていると、その植物を食害する害虫が寄りやすくなります。

 

ジャガイモの場合、地上はニジュウヤホシテントウやヨトウムシ、
地下はセンチュウが狙います。

 

また、病気の原因となる菌も、害虫と同じく集まって増えやすくなります。

土ごと完全に抜き取って、新しい土を入れられるなら良いですが、それも難しいです。

 

できれば、栽培後や栽培前の準備として、土壌消毒を行いましょう。

 

薬剤を使った消毒もありますが、太陽光の熱を利用した熱消毒や、
冬の寒さを利用した寒おこしなどがお勧めです。

 

鉢やプランターなどを使った容器栽培であっても、病害虫の可能性はあります。
使用した土は、処分するかきちんと消毒・再生させてから使うようにします。

 

また、使った容器をもう1度使う場合も、内部や外部をよく洗って乾かしておきましょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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