ジャガイモ 葉が黄色くなる
ジャガイモ栽培に挑戦し、順調に育っているように見えたのに、
ある日気づくと葉が黄色くなっていることがあります。
ジャガイモの葉が黄色くなる原因はいくつかあり、回復が難しいこともあります。
原因をはっきりさせることで、対処することもできるので、
ジャガイモが出しているサインを知っておきましょう。
[ジャガイモ 葉が黄色くなる]
1. 根の異常
根になんらかの異常が起き、必要な養分や水分が吸いあげ難いと、
葉が黄色くなる症状が出る場合があります。
特に肥料が効きすぎて、根が肥料焼けを起こすと、
水分などを吸い上げることができなくなります。
植え付けの時に、タネイモとタネイモの間に肥料を置く方法があります。
この方法で植える場合、タネイモに肥料が触れないようにするのがポイントです。
また、急激な温度上昇や降雨によって、肥効が強まることもあります。
一般的な方法で栽培している場合でも、その年の天候によって、
根に異常が出る場合があるので、注意しましょう。
葉が黄色くなってきたら、原因を突き止め対処します
2. 土がアルカリ性
ジャガイモ栽培の用土は、アルカリ性にならないようにするのが鉄則です。
土がアルカリ性だと、そうか病という病気にかかりやすくなったり、
ジャガイモが生長する時に必要な微量成分が、うまく吸収できなくなります。
苦土石灰を多量に施したり、長い期間鶏ふんのみを与えていると、
土がアルカリ性に傾きやすくなります。
不安な場合は、一度土の酸度を測定してみましょう。
3. 日照不足
ジャガイモは日当たりの良い場所で育てるのが基本です。
日当たりの悪い場所で育てると、全体的に葉色が薄くなることがあります。
また、ひょろひょろと徒長してしまうことも多くなるため、
できる限り日当たりの良い場所を選ぶと良いでしょう。
4. 病気
ジャガイモがかかりやすい病気はいくつかありますが、
その中でもモザイク病は、葉が黄色くなる症状が出やすい病気です。
モザイク病はウィルス性の病気で、感染してしまうと治療ができません。
他に感染が広がる前に、症状の出ている株を掘り上げ、処分する必要があります。
アブラムシやニジュウヤホシテントウの幼虫に注意します
5. 害虫
ジャガイモの葉が害虫によって食害されると、
黄色く色が抜けたようになることがあります。
害虫の中でも、吸汁するタイプのアブラムシや、
表面をこそぐように食害するニジュウヤホシテントウの食害を受けると、
葉が黄色くなる症状が出やすくなります。
アブラムシやニジュウヤホシテントウの幼虫は、
葉の裏などにくっついて食害していることが多いので、
こまめに害虫のチェックを行いましょう。
もし見つけた場合は、すぐに捕殺しておくようにします。
発生している数が多い場合は、薬剤を利用する方法もあります。
6.収穫が近い
ジャガイモは収穫期が近づくと、だんだんと葉色が黄色くなってきます。
これは異常ではないので、特に心配する必要はありません。
全体的に黄色くなってきたら、試し掘りをして様子をみましょう。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方