ジャガイモ 夏野菜の苗

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ジャガイモ 夏野菜の植え付けとダブる

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ジャガイモの収穫と夏野菜の植え付けが重なるのが残念!

 

 

Q:春ジャガイモを育てているのですが、
収穫時期には、夏野菜の植え付けがダブります。

もし早めにジャガイモ栽培を切り上げて収穫した場合、
ジャガイモはきちんと育つのでしょうか。

 

A:できればジャガイモの地上部が枯れるまで待ちます。

 

 

[ジャガイモ 夏野菜の苗]

 

 

ジャガイモ栽培に必要な期間は、だいたい3か月といわれています。
一般的には春ジャガイモがメインで、地域によっては秋ジャガイモの栽培も可能です。

 

ただ、ジャガイモの栽培時期と期間が、
他の野菜の苗を植え付ける時期とダブることが多く、
栽培スペースが限られていることから、栽培を断念する方も多いようです。

 

ジャガイモ栽培も楽しいですし、他の野菜も育てる面白さや収穫する喜び、
食べる楽しみがあるので、どれも捨てがたいです。

 

春ジャガイモを育てていると、どうしても夏野菜の定植時期と重なります。
こういった時、どうするのが良いのでしょうか。

 

 

■ジャガイモの収穫目安

 

まずジャガイモの栽培期間と収穫時期についてです。

 

現在、タネイモの植え付けから1ヶ月半ほどしか経っていないとのことですが、
本来はいつ収穫するのが良いのかまとめました。

 

・植え付けから3か月
ジャガイモの栽培期間は、春と秋どちらも3か月ほどだといわれています。

 

タネイモを植え付けから、地上に芽が出てくるまでが少し長いのですが、
地上に芽が出た後は、ぐんぐん生長していきます。

 

地上部が生長している間、地下では新しいイモも発生していて、
しだいにこれも大きく肥っていきます。

 

ジャガイモは、同じナス科のトマトやナスのように、
実がなって育ったものを順次収穫するのではなく、最後に一気に収穫します。

 

イモが土の中で育つため、収穫する時までイモの状態はほとんど分かりません。

 

けれど、やはりきちんとしたサイズのイモを収穫しようと思うと、
3か月は栽培期間をみておいた方が良いでしょう。

 

植え付けから1ヶ月半ほどだと、よくてごくごく小さなイモがようやく形成された頃で、
遅ければ土中の茎から伸びるストロンと呼ばれるものも発生していない可能性があります。

 

・地上部が黄変~枯れる
ジャガイモの収穫適期の分かりやすいサインとしては、地上部の黄変や枯れがあります。

 

ジャガイモは暑さや寒さに弱いため、
自分の生育適温をはずれてくると、休眠に入る準備をします。

 

その休眠準備が、地上部の黄変や枯れなのです。

 

イモの部分に養水分を溜め、地上部を枯らすことで大量を温存し、
次の生育適温まで休眠して過ごします。

 

地上部が黄色く変化したり、枯れるような状態になったということは、
ジャガイモ自身が生育をやめたというサインです。

 

ただし、地上部が枯れる原因は、収穫のサインだけではありません。
病害虫による被害でも、地上部が枯れることがあります。

 

ジャガイモの様子をこまめにチェックし、異変がないかを普段から見ておきましょう。

 

 

■ジャガイモ栽培と夏野菜の兼ね合い

 

ジャガイモ栽培、特に春の栽培では、
ジャガイモの栽培期間後半と夏野菜の植え付け時期が完全にかぶっています。

 

かといって夏野菜の定植時期に、無理矢理ジャガイモを収穫しても、
ほとんど収量が出ません。

 

ジャガイモ栽培と夏野菜の栽培を両立させるためには、工夫が必要です。

 

今回は、すでに春ジャガイモを栽培している状態のため、
そこに夏野菜を植えるためには、ジャガイモを諦めるほかありません。

 

あるいはジャガイモ栽培を続け、夏野菜を諦めるか、
他にスペースが余っているのであれば、その部分のみ夏野菜を育てるのが現実的です。

 

スペースが限られている家庭菜園だからこそ、育てたい野菜の栽培期間を把握し、
年間でどこに何をどれくらい植えるか、計画することが大切です。

 

・ジャガイモ専用の区域を作る
ジャガイモの栽培期間は3か月ほどなので、特別長いというわけではありません。
ニンニクやタマネギに比べれば、短いものです。

 

けれど、葉物野菜やミニ野菜のように短期間というわけでもありません。

 

暑い夏と寒い冬をつなぐ、春と秋の栽培がメインとなるだけに、
他の野菜と栽培期間が中途半端にかぶることも多いです。

 

さらに、トマトやナスのように、前半にある程度収穫できたから、
後半は諦めて別の野菜を新しく育てる、ということもできません。

 

栽培計画を作る時、どうしてもジャガイモを育てたいのであれば、
ジャガイモを育てる専用の区域を設定しておくのがお勧めです。

 

・どちらかを容器栽培にする
どうしても地植え栽培のスペースを確保できない場合は、
どれかを容器栽培にするのもお勧めです。

 

鉢やプランターなど、資材を購入する予算や手間を考える必要はありますが、
物理的に地植えスペースから離れるので、考えるのが楽になります。

 

ジャガイモも大型のプランターや袋などを使えば育てられますし、収穫もれも減らせます。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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