ジャガイモ 収穫直前の追肥は?

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ジャガイモ 収穫直前の追肥は?

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ジャガイモを試し掘りしたが、ちょっと小さい……

 

 

Q:ジャガイモを1株だけ試しに収穫してみました。

すると、小さいイモがたくさん出てきました。

残りの株に追肥をして、1週間か2週間くらい置いておいたら、
イモは大きくなりますか?

 

A:収穫直前の追肥はやめておきましょう。

 

 

[ジャガイモ 収穫直前の追肥は?]

 

 

ジャガイモは、収穫の時まで土の中のイモの様子がわからないため、
収穫が近くなるとドキドキわくわくわくしますね。

 

土から出てきたジャガイモが、大きければとても嬉しいですし、
ある程度のサイズでも収穫を楽しめ、新ジャガイモのおいしさに感動します。

 

ただ、やはり大きければその分喜びも大きくなりやすいものです。

 

試し掘りした分のイモが小さい場合、
残りの株に追肥をすれば肥大が進みそうに感じますが、実際はそうでもありません。

 

・地上部が枯れた後
現状、地上部がすでに枯れはじめて倒伏も始まっているとのことなので、
おそらくこれ以上のイモの肥大は期待できません。

 

ジャガイモは地上部が枯れてから、地下のイモが大きくなることはほとんどありません。

 

試し掘りしたイモが、それなりのサイズになっているのであれば、
栽培は十分成功といえるのではないでしょうか。

 

イモのサイズは、品種によっても意外と違うものです。
タネイモ以上のサイズには、ならないと思っておくと良いでしょう。

 

まだ大きくなる余地があるのに、小さめに育ったのであれば、
イモが育ち切らなかった原因を探ってみましょう。

 

タネイモが極端に小さいと、できるイモも小さくなりやすいです。

 

また、元肥や栽培中の肥培管理、水管理も、イモのサイズに関係しますし、
日照条件でも育つサイズが変わります。

 

野菜栽培はどれも同じですが、これをしたから100%成功するということはありません。
大きなイモを育てるために、色々と試してみてください。

 

・貯蔵性が悪くなる
収穫直前の追肥は、イモの肥大を促せず意味がないだけでなく、
貯蔵性にも影響するので、注意が必要です。

 

栽培中に肥料を与えすぎると、病害虫の被害が増える傾向にあります。

収穫直前に追肥をするということは、水もある程度与えるということになります。

 

乾燥した状態では、肥料をうまく吸収することができないためです。

 

ということは、収穫直前に多量の水と肥料を吸うことになるため、
イモが水っぽくなります。

 

ジャガイモの風味が薄くなり、水っぽい食感になるだけならまだ良いですが、
ジャガイモの長所である貯蔵性も低下します。

 

収穫後に天日乾燥を行いますが、それでも中に溜まった水分は抜けにくく、
貯蔵中に傷んでしまう可能性が高くなります。

 

ジャガイモは1つが傷むと、その近くのジャガイモも傷みやすくなることが多いため、
結果として全体の貯蔵性が落ちます。

 

できるだけ長く、収穫したイモを無駄にせず消費するためにも、
収穫直前の追肥は避けた方が良いでしょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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