ジャガイモ栽培のコツ

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ジャガイモ栽培のコツ

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ジャガイモを栽培しよう! と思い立っても、
上手に育てられるかどうか、ちょっと不安だと思います

 

 

初めてジャガイモを育てる場合、6つのコツを覚えれば失敗を防げます。
ジャガイモ栽培で知っておくと役立つ6つのコツをご紹介します。

 

 

[ジャガイモ栽培のコツ]

 

 

■ジャガイモ栽培のコツ

 

1. 土作り
ジャガイモはとても丈夫な野菜で、育てやすいので人気がありますが、
どんな土でも育つというわけではありません。

 

地植えで育てるのであれば、最低限の土作りが必要になります。
まずはジャガイモの根がきちんと張れるよう、土を耕します。

 

さらに土の性質をジャガイモの好みに合わせることで、生育が良くなるので、
腐葉土や堆肥などを加えてよく混ぜておきましょう。

 

酸度を調整するために苦土石灰を混ぜますが、この時、量には十分注意します。
ジャガイモはアルカリ性の土を嫌います。

 

苦土石灰は土をアルカリ性に傾ける性質があるため、
入れすぎると生育不良やそうか病など病気の原因となります。

 

規定量以上は入れないようにし、
もし前作で多量の苦土石灰を施した場合は、控えめにしておくようにします。
あるいは、測定器を使って酸度を計測しておくのもお勧めです。

 

 

ジャガイモの発芽、5㎝くらいで芽かきをします

 

 

2. 植え付け時期
ジャガイモは植え付けの後は生育に集中し、収穫は最後になります。
トマトやナスのように、途中で大きくなった実を収穫するのとは違うため、
植え付け時期が遅れたりすると、収量に大きく影響します。

 

また、植え付けが早すぎるのもいけません。
植え付けが早すぎると、春ジャガイモなら寒さでタネイモが凍る可能性があり、
秋ジャガイモなら暑さでタネイモが腐ります。

 

植え付けの適期は地域により差があり、適期をはずさないように注意しましょう。
春ジャガイモは3月中旬頃、秋ジャガイモは8月下旬が植え付け時期の目安です。

 

3. タネイモの準備
植え付けるためのタネイモの準備の方法は、春と秋で異なります。
春ジャガイモは大きめのタネイモを切って植え付けます。
この時、必ず断面には草木灰などをまぶしておきます。

 

タネイモの断面は水分が多く、そのままにしておくとカビが生えたり、
植え付けた後に腐ってしまうことがあるので注意します。

 

秋ジャガイモの場合は、タネイモを切らずに植え付けるのがポイントです。
秋ジャガイモの場合、どうしても植え付け時期はまだ暑さが残ります。

 

タネイモを切ってしまうと、ただでさえ傷みやすい断面が、
暑さによってさらに腐りやすくなってしまいます。

 

そのため、秋ジャガイモ用のタネイモの場合は、
小ぶりなタネイモを選び、丸ごと植えると無駄がありません。

 

4. 芽かき
タネイモを植え付けた後、しばらくすると地上に芽が出てきます。
草丈がだいたい10cmを越える頃になると、何本も芽が出ている状態となります。

 

もちろんそのままでも育てることはできますが、
ジャガイモは出てきた芽それぞれにイモをつけます。

 

なので、芽の数が多いままで育てると、養分が分散してしまい、
1つ1つが小さなイモになってしまいます。

 

小さなイモで良いのであれば、芽の数が多いままでも構いませんが、
できれば大きいイモを収穫したいというのであれば、芽かきを行います。

 

1本~2本、生育が良さそうな芽を残し、後は芽かきを行って取り除きます。
芽かきを行う時、ただ芽(茎)を引っ張るだけだと、タネイモごと抜けてしまいます。
片方の手で株元を押さえるようにして、もう片方の手で芽を引き抜きます。

 

 

プランター栽培でも、土寄せして直径8㎝のイモが多くできました

 

 

5. 土寄せ
ジャガイモ栽培では、土寄せが大切なポイントとなります。
特にビニールマルチを使わずに栽培する場合は、
土寄せしないとイモが育ちにくい上に、イモが土壌に出て緑化の原因となります。

 

ジャガイモは緑化すると、食べた時に有害となる成分が増えるため、
結果として収量が激減する原因となります。

 

また、ジャガイモは、タネイモの上に新しいイモができるため、
土寄せをして土を盛ることで、新しいイモが育つスペースを作ることができます。
そのため、できるだけたくさん収穫するためには、土寄せは必ずしたい作業です。

 

地植えでジャガイモを育てる場合は、追肥と同じタイミングで土寄せを行います。
この時、株元が隠れるくらいに土寄せをしっかりと行うようにします。

 

目安としては、最低でも5cmは土を盛るようにします。
土寄せが足りないと、けっきょくイモが顔を出して緑化してしまいます。

 

基本的には追肥のタイミングで土寄せを行いますが、
雨などで寄せた土が流れることがあり、イモが想像以上に育つこともあります。
その場合は、必要と感じた時に土寄せを行うと効果的です。

 

プランターなどの容器栽培の場合、最初から土を容器の縁まで入れてしまうと、
土寄せをした時に土がこぼれてしまいます。

 

そのため、植え付け時には、土寄せ分のスペースを空けておくのがポイントとなります。
土寄せのタイミングとしては、地植えで育てる時と同じで構いません。

 

 

秋ジャガを収穫してすぐに作ったカレー、美味しい!!!

 

 

6.収穫適期
ジャガイモの収穫が遅れるとイモが腐ったり表面がしわになったり傷むので、
適切な収穫時期を逸せず収穫するのがコツです。

 

雨の後の収穫はイモが腐りやすく貯蔵もしにくいので、
できるだけ晴れの日が数日続いた後に収穫するようにしましょう。

 

ジャガイモを収穫後に保存する場合は、
半日くらい日光にさらし表側を乾燥して保存します。

 

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■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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