ジャガイモ 倒れる

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ジャガイモ 倒れる

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ジャガイモ畑

 

 

ジャガイモは、地中に新しいイモを作りますが、地上には茎と葉が伸びてきます。
青々と茂ったジャガイモの葉は、太陽の光を浴びて光合成をし、養分を作り出します。

 

この茎と葉は、見た目に反して意外と柔らかく、風や雨などで倒れることがあります。

ジャガイモの茎が倒れるのは、良くないことなのでしょうか。

 

 

[ジャガイモ 倒れる]

 

 

■ジャガイモ 倒れると?

 

ジャガイモの茎が倒れると、良いことはあまりありません。
ジャガイモが倒れると、どのようなことが起こるのでしょうか。

 

・病気感染
ジャガイモの茎が倒れた時、葉や茎が地面に直接触れた状態になると、
病気にかかる可能性が高くなります。

 

ジャガイモがかかると厄介な病気の原因菌は、土にも含まれています。
茎が倒れて葉が土に触れると、泥跳ねを起こした時と同じ状態となり、
病気へのリスクが高くなります。

 

・害虫被害
茎が倒れても、害虫被害は特に関係ないように思えますが、
思わぬ伏兵が食害することがあります。

 

地面には、ダンゴムシなどの有機物を食べて分解する虫が多数生息しています。

普段は害虫となることはほとんどありませんが、茎が倒れて地面に近くなると、
健康な葉まで食べてしまうことがあるのです。

 

・光合成できない
茎が倒れて寝た状態になるだけならまだ良いですが、害虫によって葉が食われたり、
過湿や病気などによって葉が傷むと、光合成が思うようにできなくなります。

 

栽培中は、追肥ももちろん行うことが多いですが、
やはり葉で光合成をして作った養分も、地中のイモを肥大させるのには欠かせません。

 

茎が倒れることで葉が減ると、どうしても光合成量が減るため、
生育不良やイモの肥大不足が起こる可能性が高くなります。

 

 

ジャガイモの芽かきをしたら土寄せします

 

 

■ジャガイモ 倒れる 原因

 

ジャガイモの茎は倒れない方が良いことが分かっていても、
なぜかいつも倒れてしまう、ということがあります。

 

もちろん、強い雨や風で倒れることはありますが、
天候以外にジャガイモの茎が倒れる原因とは、何なのでしょうか。

 

・土寄せ不足
ジャガイモ栽培では、土寄せの作業が必要になります。
ジャガイモは、タネイモから芽が出て生長し、やがて茎となって葉が茂ります。

 

このタネイモから出た茎の途中に、ストロンと呼ばれるものが発生し、
その先端に新しいイモができます。

 

そのため、地表に近い部分から発生したストロンにイモがつくと、
イモが土から顔を出すこととなります。

 

ジャガイモは光に当たると、緑化と呼ばれる状態になり、
ソラニンという有毒な成分が増えます。

 

地表に出たイモを土で隠すため、ジャガイモ栽培では何度か土寄せが必要となります。
土寄せをする時、しっかりと土で株元を覆っていれば、茎はそうそう倒れません。

 

ただし、ビニールマルチを利用した栽培法の場合、
土寄せしないので、茎は倒れやすくなります。

 

・日照不足
ジャガイモは、日当たりの良い場所を好みます。
少しくらい日当たりが悪くても、急激に枯れるということはありません。

 

けれど、日照不足になると、徒長することが増えます。

徒長は、茎がひょろひょろと細長くなるような状態のことで、
ジャガイモ以外の植物にも起こることです。

 

日照不足がおもな原因であるため、日当たりの悪い場所で育てていると、
徒長を起こしやすくなります。

 

徒長すると、どうしても茎が間延びしてしまう上に細いので、
ちょっとした風や雨によって、倒れやすくなります。

 

 

 

水や肥料が多いと徒長しやすくなります

 

 

・水、肥料過多
ジャガイモは、痩せた土地でも栽培できる貴重な野菜です。
けれど、反対に水や養分が多すぎる場所では、
軟弱に育った茎が倒れやすくなることがあります。

 

地植えで栽培している場合は、よほど雨が降らずに土が乾いている時のみ、
水やりを行います。

 

プランターや鉢、袋栽培を行っている場合は、土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

また、肥料も規定量以上は与えないように注意します。

 

痩せ地でも育つほど、たくましい野菜なので、やや控えめにしておくのがお勧めです。

 

・収穫間近
ジャガイモは、収穫が近くなってくると、地上部の茎葉が枯れてきます。
この時ばかりは、いくら健全に育っていたジャガイモも、茎が倒れやすくなります。

 

収穫時期が迫って黄変してきたジャガイモが倒れるのは自然なことなので、
特に気にする必要はありません。

 

 

■ジャガイモ 倒れる 対策

 

きちんと土寄せをしていても、どうしても倒れてしまう場合、
農家の方はそのまま放っておくことが多いようですが、
せっかく手をかけられる家庭菜園なのですから、
茎が倒れないようにしておきたいものです。

 

ジャガイモが倒れるのを防ぐ、あるいは倒れてしまった時の対策法をまとめました。

 

 

ビニールマルチを利用すると茎が倒れても病気にかかりにくいです

 

 

・マルチを使う
茎が倒れた時、地面に直接触れないように、マルチを使うのがお勧めです。

土寄せをしながら育てている場合は、敷きワラなどの有機マルチが良いでしょう。
土寄せの手間を省きたいのであれば、黒色のビニールマルチがお勧めです。

 

ビニールマルチを利用した栽培では、土寄せを行わないので、
ジャガイモは倒れやすくなります。

 

この場合、気になるようであれば、支柱や紐を使った柵を併用すると、
倒れにくくなります。

 

・環境と管理を見直す
いくらジャガイモが丈夫な野菜といっても、育てている環境や管理法によっては、
うまく育てられないこともあります。

 

日照不足や、水・肥料過多によって茎が徒長し、倒れやすくなるのであれば、
それを改善しておくのも1つの手段です。

 

地植えで育てている場合は、植え付け後に環境を変えるのは難しいですが、
容器栽培であれば、日当たりの良いところに置き場所を変えるなど、
解決法はあります。

 

また、水やりは1日1回と決めず、土が乾いてからという風に決めておくと、
与えすぎを防げます。

 

 

水やり、肥料、日当たりなどを点検しましょう

 

・支柱を立てる
環境や栽培法を見直し、土寄せもきちんと行っていても、
やはり茎が倒れることはあります。

 

一般的な植物であれば、支柱を立てて誘引することもできますが、
ジャガイモのような地下に可食部ができる野菜の場合、
支柱を立てることによって、イモに傷がつく可能性があります。

 

イモを傷つけないよう、支柱と紐を使った簡単な柵を作るのがお勧めです。
四隅に支柱を立て、麻紐などをぐるぐる巻いて簡易的な柵を作ります。

 

こうしておけば、もしジャガイモの茎が倒れてきたとしても、
地面に直接触れることはありません。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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