秋ジャガイモ 収穫方法
秋ジャガイモの収穫
秋ジャガイモは、栽培期間が短い分、
地下のイモがどれくらいに育っているのか、ドキドキします。
収穫の時を迎えると、期待と不安が混ざった気持ちになる方も、
多いのではないでしょうか。
秋ジャガイモを収穫する時の収穫方法は、実は1つではありません。
秋ジャガイモの収穫方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
[秋ジャガイモ 収穫方法]
■秋ジャガイモ 収穫方法
秋ジャガイモは、栽培後半になるにつれ、気温が徐々に下がっていくのが特徴です。
春ジャガイモと違って、ジャガイモの地上部は寒さによって枯れることもあります。
いよいよ秋ジャガイモを収穫する時、栽培法や収穫後の使い方によって、
収穫方法を選ぶことができます。
・掘り上げ収穫
一般的な栽培方法として、タネイモを植え付けた後、
生長に合わせて土寄せをしながら育てるというものがあります。
この方法で育てた場合、新しいイモはタネイモよりも上にできるといっても、
土寄せをすることで地表よりも深い部分に埋まっていることになります。
そのため、収穫する時は、埋まっているイモを掘り上げながら収穫することとなります。
地上部がまだ残っている場合は、地上部の茎を引っ張ることでいくつか収穫できます。
けれど、地上部がもう枯れてなくなっている場合は、掘りながら収穫を行います。
地上部が残っている場合であっても、イモははずれやすいので、
土の中に残る可能性が高いです。
そのため、いずれの場合であっても、結局は掘ってイモの有無を確認します。
イモを掘る時は、スコップなどを使っても良いのですが、
イモが埋まっている場所の推測を間違えると、
イモをスコップによって傷つけることがあります。
これを避けるためには、手で掘るのが一番です。
株数が多い場合は、ニンジャクマデなどを使うと、比較的傷をつけずに収穫できます。
ニンジャクマデ 長さ25㎝くらいで150~200円
・マルチ栽培収穫
黒色のビニールを使ったマルチ栽培を行っている場合、
黒色のビニールマルチが土の代わりをするため、土寄せの作業が不要となります。
そのため、収穫が非常に簡単で、楽ができるというのが最大のメリットです。
マルチ栽培をした秋ジャガイモを収穫する時は、まずマルチをはがします。
すると、新しくできたイモが早くも地面から顔をだしているのを見ることができます。
本来ならば、土寄せをして緑化を防ぎますが、
黒色マルチの効果によって地表に出ていても緑化が防げます。
あとは、見えているイモを拾い集めるだけなので、とても簡単です。
時々、地中にイモが隠れている時があるので、
少し掘ってとり残しがないかだけチェックしておきます。
秋ジャガ デジマの収穫
・保存も兼ねた収穫
秋ジャガイモの収穫をする時期は、だんだんと寒くなってくる時期です。
この時期であれば、土の中にイモを埋めたままにしておくことで、保存することも可能です。
地上部の枯れた部分は株元で切り落とし、
イモが埋まっている場所に目印となる割り箸や木の棒、支柱などを立てておきます。
ジャガイモが食べたくなったら、目印のついている場所を掘り、イモを収穫します。
土の中に埋めておくことで、外気の冷たい空気に触れることがないので、
イモを保存することができます。
ただし、雨などによって水に濡れると、腐敗の原因となることがあるので、
できるだけ早く消費するのがお勧めです。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方