ジャガイモ ネズミ

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ジャガイモ ネズミ

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ネズミ

 

 

ジャガイモなどの作物を育てていると、病気や害虫などの被害にあうことがあります。
中には害獣と呼ばれる、ネズミなどの食害にあうこともあります。

 

ジャガイモ栽培では、病気や害虫とともに、ネズミによる被害も多くあります。

 

ジャガイモ栽培中、ネズミがくるとどのような被害が出るのでしょうか。

ネズミ被害が出た時の対策も、まとめました。

 

 

[ジャガイモ ネズミ]

 

 

■ジャガイモ栽培でのネズミ被害

 

ネズミは雑食性のため、畑で育てられている野菜や貯蔵中の野菜から、
土の中のミミズや昆虫の幼虫まで、食性が幅広いです。

 

ジャガイモもネズミの好物の1つのため、食害にあいやすい作物でもあります。

 

ジャガイモ栽培での被害は、植え付け時から貯蔵中まで、
発生の可能性があります。

 

ネズミは土を掘ることができるため、土の中に埋めたタネイモや、
土の中で育ち始めた新しいイモをかじります。

 

タネイモの段階で食害が増えれば、出てくる芽の数が減ったり、
生育不良や発芽不良が起こって収量に大きく影響します。

 

もちろん、新しくできたイモをかじられた場合も、収量は激減します。

 

収穫した後、貯蔵中の場所にネズミが入り込めば、
それもまた食害を受けます。

 

いずれの場合も、ネズミはジャガイモを食料として食べるため、
中途半端にかじられた痕や、
ほとんど食われて中がスカスカになっているものなどが発見されます。

 

 

■ネズミ対策

 

見た目は可愛らしい小さなネズミですが、
大切に育てているジャガイモを食われてしまっては、放っておくことはできません。

 

放っておくと、年々数を増やして被害が大きくなっていきます。
被害が小さいうちに、ネズミ対策をとっておくのがお勧めです。

 

・殺鼠剤を使う
ホームセンターやドラッグストアなどに、殺鼠剤と呼ばれる薬剤が販売されています。
市販品なので入手もしやすく、購入してすぐに使用できます。

 

殺鼠剤は餌となるものに毒が混ざっているタイプが多く、
ネズミの被害がすでに起こっている場所のすぐ近くに設置することで、
ネズミが薬剤を口にしやすくなります。

 

・ワナを仕掛ける
ネズミ用のワナを仕掛け、捕獲する駆除方法です。
目に見えて数を減らすことができるので、成果が見えやすいのが特徴です。

 

ワナ自体も、粘着タイプやバネ式のものを使います。
ホームセンターやインターネットで簡単に入手でき、使い方も難しくありません。

 

ネズミは比較的同じ道を使って移動します。

 

この習性を生かし、通り道にワナを仕掛けることで、
ネズミがかかる可能性が高くなります。

 

ただ、薬剤を使うのとは違って、目に見えて成果が出ると同時に、
ワナにかかったネズミの姿を見ることになるので、苦手な方にはお勧めできません。

 

・天敵を迎え入れる
ネズミにも天敵はいます。

 

猫やイタチ、カラスなど、ネズミを食べる動物を引き入れることで、
ネズミの絶対数を減らせる可能性が高いです。

 

ただ、天敵の種類によっては、また別の食害を受けることもあるので、
注意が必要です。

 

・モグラ対策を行う
モグラとネズミは、よく畑の被害で混同されることが多いですが、
実はモグラはあまり植物を食べません。

 

むしろ肉食のため、
普段は土中にいるミミズや虫の幼虫などを食べて暮らしています。

 

土中に道を作って移動するため、畑が荒らされていると感じることが多いですが、
実は被害はそれほど大きくなりません。

 

ただ、このモグラが作った道を利用して、ネズミが繁殖することがあります。
そのため、モグラが作った道を潰すことによって、ネズミ対策になります。

 

・超音波駆除器を使う
ネズミなどの害獣を、超音波によって忌避する機器が販売されています。

 

人には聞こえない音域の音が出るため、
民家の近くに設置しても影響が少ないです。

 

この高温をネズミが嫌がり、遠ざけることができる仕組みですが、
遠ざけているだけなので、
場合によってはまたネズミが戻ってくる可能性があります。

 

また、価格もピンからキリまで様々で、
安いものでは効果が薄いなど、問題もあります。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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