アンデス赤
アンデス赤
アンデス赤(アンデスレッド)は、
表面が赤色で果肉は黄色をしている鮮やかなジャガイモです。
ホクホクした食感と甘みに人気があります。
アンデス赤の特徴と育て方のコツをご案内します。
[アンデス赤]
・登録年 -
・登録番号 -
・作型 春作、秋作
・主な産地関西以西
・特性 ほくほくの粉質
・栽培難易度 初級
■アンデス赤の特徴
・ルーツは南米アンデス
表面が赤いアンデス赤は、原産が南米アンデスの「ソラナム・フレハ」と、
表面が赤色の「アーリーローズ」を交配して育成された品種です。
ソラナム・フレハは色々なジャガイモの改良元とされています。
アンデス赤は栽培されている岡山県で知られている名前で、
元々はネオデリシャスという名前がついていました。
現在は各地方で栽培されて、レッドアンデスなど、似た名前で流通しています。
・中晩生品種で収量が多い
熟期は中晩生です。
たくさんとれる品種ですので、収量が多く、家庭菜園に向いています。
・果肉の黄色はβカロテンの色
果肉の色はカロテンの色です。
βカロテンが多く含まれています。
たまに、果肉の黄色に赤いスジが入るものがありますが、
アントシアニンの色なので問題なく食べられます。
この色は、加熱すると淡いピンクになります。
・食感はホクホク系
茹でるとホクホクとしていて甘く、食味が良いです。
煮崩れしやすいので、イモの形を崩す料理に向いています。
元々はネオデリシャス
■アンデス赤の栽培のポイント
・追肥はしっかりと行う
中晩生品種なので、早生品種に比べて栽培期間が長いです。
早生品種では追肥が不要な場合がありますが、
アンデス赤は追肥をしっかりと行います。
・二期作が可能
春と秋に栽培する二期作が可能です。
イモは貯蔵しておくとすぐに芽が出てきます。
生命力は強いので、秋栽培ができる地域は秋ジャガイモとして育てることができます。
秋に栽培する場合は、植え付けの段階からタネイモが腐らないようにしたり、
病害虫に注意すれば良いジャガイモを収穫できます。
掘り立てのアンデス赤は最高です
■アンデス赤のオススメの食べ方
ジャガバターにするのもよし、フライにするにもよし、
ホクホク感を生かして加熱する料理が向いています。
煮崩れしやすいのでコロッケ、ポテトサラダなど、
形を崩す料理に向いていて、煮物には不向きです。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方