秋取り ジャガイモの保存

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秋取り ジャガイモの保存

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秋ジャガイモは、11月~12月上旬頃に収穫となります

 

 

ジャガイモは春にも栽培が可能な野菜ですが、
春ジャガイモとは保存している季節が違うため、保存方法のコツが少し違ってきます。

 

秋取りしたジャガイモの保存には、どのようなコツがあるのでしょうか。

 

 

[秋取り ジャガイモの保存]

 

 

■保存前の準備

 

ジャガイモを良い状態で保存するためには、
保存前の準備も重要になってきます。

 

保存前にきちんと準備しておいたジャガイモと、そうでないジャガイモでは、
保存中の腐敗などの発生に大きな差が出ることもあります。

まずは、保存前の準備をチェックしておきましょう。

 

1. 収穫
秋ジャガイモは、気温が下がってきた頃に収穫となります。
地上部が黄変して枯れてきたら収穫の合図ですが、栽培している地域によっては、
気温の低下スピードが早く、黄変よりも先に霜が降りるようになることがあります。

 

地上部が霜によって枯れるだけなら問題ないのですが、
問題は地下のイモまで霜に当たってしまうことです。
ジャガイモはイモの部分が凍ったりすると傷みやすくなります。

 

1回なら霜に耐えることができますが、2回目以降は腐敗や傷みの原因になるので、
心配な場合は早めに収穫しておくと良いでしょう。

 

また、収穫する時は、数日の間雨が降っていない日を選ぶようにします。
土が湿っている状態で収穫すると、表面が乾燥しにくくなるため、
保存性が低くなります。

 

2. 乾燥
ジャガイモを収穫した後は、必ず乾燥させます。
土が乾いた状態で収穫したとしても、収穫後の乾燥は必須です。

 

イモの表面についている土を落とします。
この時、水を使って洗ったりしないようにします。

 

水を使って表面を洗ってしまうと、せっかく乾燥している時に収穫しても、
表面が湿って保存性が低下します。

 

土がしっかりと乾燥した状態で収穫した場合は、
収穫後に半日ほど天日で乾燥させます。

 

ジャガイモは光に当てると緑化して食べられなくなりますが、
半日ほどであれば問題ありません。

 

もし、やや土が湿った状態で収穫した場合は、
日陰で数日かけて乾燥させるのがお勧めです。

この場合は、乾燥までに時間がかかるため、絶対に光に当てないようにします。

 

3. 選別
ジャガイモの表面が乾いたら、最後に選別を行います。
ジャガイモはイモに傷があったり、当たった痕があると、
その部分から傷んでくることが多いです。

 

できるだけ傷のないものを選び、傷がついているものとは分けて保存するようにします。
傷がついているものも、まだ腐敗が見られないのであれば食べることができるので、
早めに食べるようにします。

 

 

■保存のコツ

 

保存前の準備を行ったら、いよいよ保存です。
秋ジャガイモは、収穫後に気温の低い期間があるため、
芽が出にくく保存性が高まりやすくなります。

 

上手に保存することで、春までジャガイモを楽しめます。

 

 

カゴなどに入れて暗所に置くか新聞紙などで覆います

 

 

・暗所で保存
ジャガイモは明るい場所で保存していると、芽が出やすくなったり、
緑化して食べられなくなったりします。

 

緑化した部分には、人間にとって有毒な成分が含まれるため、
絶対に食べないようにします。

 

表面がうっすら緑色になっている分に関しては、
緑化した部分を完全に取り除いてしまえば、食べることができます。

 

保存する時は、カゴや段ボールなどの通気性の良いものに入れますが、
光が当たらない暗所に置くか、上から新聞紙などをかぶせて光を当てないようにします。

 

・氷点下にさせない
秋ジャガイモを収穫した後、外はどんどん寒くなってきます。
室内で保存するとしても、風通しの良い暗い場所となると、
想像以上に冷えてしまう場合があります。

 

ジャガイモは氷点下になると、中のデンプンが壊れてしまい、
ジャガイモ本来の旨みがなくなり、食感も悪くなります。

 

反対に、5度前後で保存することによって、デンプンが旨みや甘みに変化し、
ぐんとおいしくなるので、保存時には温度にも気を使いましょう。

 

 

イモは選別し、重ねすぎないようにします

 

 

・たくさん重ねない

たくさん収穫できると、保存場所に困ることもあります。
ジャガイモは硬いように見えて、内側には意外と水分を含んでいます。

 

たくさんのジャガイモを重ねてしまうと、下の方にあるジャガイモが潰れ、
傷みの原因になることがあります。

 

ネットなどに小分けで入れておくのが良いのですが、吊るしておく場所がない場合は、
スタッキングできるカゴなどに入れて積んでおくのがお勧めです。

1段のカゴには、あまり多く重ならないように入れるのがポイントです。

 

・異常のあるものは隔離する
保存前の選別によって、傷がついているものなどは取り除きますが、
保存中に傷みや異常が出る場合もあります。
冬の間は保存するという場合であっても、時々は保存状態をチェックしましょう。

 

上下を入れ替えて圧がかかるのを防いだり、
傷や腐敗、カビなどの異常があるものは健全なものと分けておくようにします。

 

 

 

■戸外で保存する

 

ジャガイモは戸外で保存することも可能です。
たくさん収穫できた場合、
室内の保存に適した場所には置ききれないということもあります。

 

その場合は、戸外の邪魔にならない場所に保存しておくのも良いでしょう。

土の中にジャガイモを埋めてしまうことで、土が断熱材の役割をしてくれるので、
外の冷気に触れることがなく、春までジャガイモが保存できる方法です。

 

ジャガイモはカゴやネットなどに入れ、あまり重ならないように注意します。

このジャガイモを、穴を掘ったところに入れて土を戻します。
この時、土を持って山にしておくことで、さらに断熱効果が期待できます。

 

山にした周りにワラやむしろをかぶせておくと、
土に霜が降りないので、さらに効果的です。

 

この状態で保存すれば、雪が積もるような時期があっても、
土の中のジャガイモには冷気が届かないので、冷えによって傷むことがありません。
また、光も届かないので、緑化したり芽が出たりといったトラブルも防ぐことができます。

 

ジャガイモを使いたい時は、土を掘って取り出し、
まだ保存するジャガイモが残っている場合は、
また元のように土やワラなどをかぶせて保存します。

 

取り出したり戻したりする時に手間がかかりますが、
秋ジャガイモを春まで保存するのに、古くから使われていた方法です。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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