ジャガイモ 早めの収穫

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ジャガイモ 早めの収穫

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Q:ジャガイモを収穫する時は、どれくらい枯れたら十分に生長しているのでしょうか。
もし地上部が枯れるのを待たず、早めの収穫をしたら、小さいイモになっていますか?

 

A:試し掘りしてみるのがお勧めです。

 

 

[ジャガイモ 早めの収穫]

 

 

ジャガイモは、地下にイモができて肥大していくため、
収穫する時までどうなっているのか分かりません。

 

その分、楽しみでもありドキドキもします。
どうしても気になるため、収穫の時期まで待ちきれない方も多いでしょう。

 

ジャガイモを収穫できるか判断する目安は、地上部の枯れ具合以外にもあります。

 

・地上部が枯れてから収穫
基本的には、地上部が枯れるまで待ってからの収穫がお勧めです。
早めに収穫するのであれば、せめて全体の半分くらいが黄変してから収穫します。

 

収穫適期よりも早くに収穫すると、イモがまだ十分に生長しておらず、
小さなものしか収穫できない場合があります。

 

小さなイモは完熟の状態に比べて未熟な分、食味が劣っていたり、
貯蔵性が落ちたりと、あまり良いことはありません。

 

イモが小さすぎると、食用に向かないこともあり、収量が減るどころか、
せっかく育てても小さすぎてほとんど食べられないこともあります。

 

ジャガイモの収穫時期を考えると、夏野菜の定植時期とかぶります。

 

限られたスペースで家庭菜園をしている場合、スペースの都合上、
ジャガイモを早めに収穫しなければならないこともあるでしょう。

 

けれど、まだ青々としている状態での収穫は、できるだけ避けたいものです。
ジャガイモの収穫時期を考えて、夏野菜とは異なる区画を設けておくと良いでしょう。

 

どうしても早めに収穫したい場合は、試し掘りしてみるのがお勧めです。

 

複数株育てている場合に限りますが、1株だけ試しに掘り上げてみた時、
イモのサイズが十分であれば、収穫可能です。

 

まだイモが小さく、地上部が青々としている場合は、
やはり枯れるまで待ってから収穫した方が良いでしょう。

 

ただし、地中のイモが小さくても、地上部が枯れている場合は生長が止まるので、
天気などの様子を見て収穫を行います。

 

・日数で収穫
ジャガイモの栽培期間は、だいたい100日といわれています。

 

タネイモを植え付けた日から数えて、100日くらい経過すると、
ちょうど収穫適期に入っていることが多いのです。

 

地上部だけで判断が難しい時は、この100日という日数で判断すると良いでしょう。

 

・天気の都合で収穫
地上部が完全に枯れてからの方が、地下のイモが熟している可能性が高くなるのですが、
どうしても天気の都合上、早めに収穫する必要が出てくることがあります。

 

特に春ジャガイモで起こりやすいのですが、収穫時期が梅雨を重なりやすいのです。

 

ジャガイモの敵は湿気です。
収穫前に雨が降り、土が湿った状態で収穫を行うと、出てくるイモも湿っています。

 

すでに湿っているイモは、雨の当たらない場所で乾燥させても、
しっかり乾ききらないうちに貯蔵に入るため、貯蔵中にカビや腐敗が発生しやすくなります。

 

地域によっては、梅雨に入ってから収穫しなければならないこともあります。

 

その場合、試し掘りをして十分なサイズになっていれば、地上部が枯れていなくても、
土が乾いている日を狙って収穫を行いましょう。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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