タネイモ 沖縄
沖縄のジャガイモ畑
タネイモは、ジャガイモを栽培できる時期になると、
ホームセンターや園芸店などに多く出回ります。
近くのお店にない場合は、インターネット通販を利用することもできます。
ところが、他の地域と栽培時期が異なる沖縄では、
たまにタネイモが入手しにくいこともあるそうです。
沖縄でタネイモを入手するにはどうすれば良いのでしょうか。
[タネイモ 沖縄]
■冬栽培ができる沖縄
ジャガイモは、主に春と秋に栽培が可能です。
秋ジャガイモを育てる場合は、栽培地域が暖かいことと、
栽培品種の休眠期間が短いという条件がありますが、
比較的広い範囲で栽培が可能なので、
家庭菜園でも年2回の栽培を楽しんでいる方が多いです。
もちろん、北海道や東北などの寒い地域の場合は、秋ジャガイモの栽培が難しく、
春ジャガイモのみとなる場合がほとんどです。
その代わり、春ジャガイモは秋ジャガイモよりも栽培できる品種が多く、
収量も多くなりやすいというメリットがあります。
反対に沖縄や奄美大島など、冬に雪がまったく降らない暖地の場合は、
冬栽培がメインとなります。
ジャガイモの冬栽培は、タネイモの植え付けが11月頃で、
収穫が翌年の2月~4月くらいになる作型です。
沖縄では、冬でもそれほど気温が下がらず、雪も降らないため、
寒さが苦手なジャガイモであっても、地上部が枯れずに生育することができます。
ただ、ジャガイモ栽培をするには、やや気温が低めになることがあるため、
通常よりも栽培期間が長くなることもあります。
この場合は、黒色のビニールマルチなどを利用し、地温を上げるとよく育ちます。
他の地域では栽培開始となる時期に、
沖縄ではジャガイモの収穫時期がやってくるので、
うまく育てて出荷できれば、良い値段が付けられます。
そのため、冬ジャガイモとして栽培する農家も、少しずつ増えてきているそうです。
■タネイモ 沖縄
沖縄でジャガイモを栽培する場合であっても、タネイモは北海道産であることが多いです。
これは、タネイモ専門に栽培している農家が、北海道に集中しているためです。
タネイモが北海道産であったとしても、栽培する時期に問題がなければ、
地域に関係なく育てることが可能です。
北海道とは真逆の環境である沖縄でのジャガイモ栽培であっても、
北海道産のタネイモで問題ありません。
問題は、沖縄で栽培する時期に、タネイモがあまり出回らない可能性があることです。
ホームセンターなど、一般的にジャガイモのタネイモを販売している店舗であっても、
入荷量が非常に少ないことがあるそうです。
他地域とずれているため、インターネット通販でも入手が難しくなることがあります。
沖縄で冬ジャガイモを育てたいのであれば、
タネイモの入荷があるお店に問い合わせるのがお勧めです。
農業関係の資材や種苗を扱っているお店やホームセンターなどに問い合わせ、
タネイモを分けてもらえるように交渉しましょう。
入荷前に問い合わせた方が、確実にタネイモを確保できます。
また、予約が難しい場合でも、入荷日を教えてもらえたり、
近隣でない場合は送料を負担して送ってもらえる可能性もあります。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方