秋ジャガイモ 収穫のタイミングは?

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秋ジャガイモ 収穫のタイミングは?

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旨みがギュッと詰まった秋ジャガ

 

 

Q:秋ジャガイモを栽培していますが、地上部がまだまだ元気なため、
年を越したのにまだ収穫できていません。

このまま地上部が枯れるまで待つ方が良いのでしょうか。

 

A:3か月を目安に収穫を

 

 

[秋ジャガイモ 収穫のタイミングは?]

 

 

秋ジャガイモは、夏の終わりにタネイモを植え付けて、
冬の本格的な寒さがやってくる前に収穫を行うのが普通です。

 

そのため、冬が早くにやってくる寒冷地では、
秋ジャガイモの栽培は難しいとされています。

 

また、例年であれば、中間地や暖地であっても、
12月中旬頃には地上部が寒さによって萎れ、収穫の合図が見られるようになります。

 

ところが、近年は異常気象が続いています。

春や初夏になかなか気温が上がらないと思ったら、
梅雨明けに急激に暑くなり、酷暑日が続くことも少なくありません。

 

秋から冬にかけても気温が下がりにくく、いつまでも残暑が続くような日が続き、
ようやく温度が下がってきたと思ったら、
そのまま本格的な寒さがこないままに春を迎える、なんてこともあります。

 

秋ジャガイモでは、気温の低下とともに、
ジャガイモの地上部が萎れたり枯れたりするため、収穫を行います。

 

けれど、冬の温度が高いと、いつまでたっても地上部が枯れません。
そうなると、いつ収穫すればよいのかわからなくなります。

 

地上部が青々としているうちは、
地下の新しくできたイモも生長していると考えて良いでしょう。

 

ただ、中のイモも、キレイな状態で大きくなっているとは限りません。

 

収穫適期のイモを掘り上げると、ある程度定まった形をしています。

 

収穫適期を過ぎてしまったイモを彫り上げると、
二次生長と呼ばれる現象が起きていることがあるのです。

 

二次生長を起こしたイモは、通常のイモにこぶができたような状態となり、
形がいびつになります。

 

このこぶのような部分もジャガイモの一部なので、見た目が悪いだけで食べられます。

 

家庭菜園レベルであれば、見た目を気にせず消費できるので、
大きな問題にはなりません。

 

ただ、形がいびつな分、皮がむきにくかったり、
調理時間に差が出たりと、料理をする時に工夫が必要になります。

 

気温が高すぎて地上部が枯れない状態が続くと、土のイモは大きくなります。

 

栽培期間が長くなればなるほど、
土中のイモが二次生長を起こす可能性が高くなるので、
やはり地上部が青々としていても収穫するのがお勧めです。

 

一般的に、秋ジャガイモは栽培期間が3か月ほどとなっています。

 

タネイモを植え付け時期から計算し、
3か月くらい経った頃に一度試し掘りをすると良いでしょう。

 

一気に収穫すると、まだイモの肥大が不十分である可能性があるため、
試し掘りをして良いイモがたくさんついているようであれば、すべての株を収穫しましょう。

 

通常の秋ジャガイモの場合であれば、
寒さによってイモの肥大が不十分なまま地上部が枯れてしまうことが多いです。

 

そのため、秋ジャガイモは春ジャガイモよりも収量が減るといわれています。

 

けれど、冬の気温が高く栽培期間が長くなる分、うまいタイミングで収穫できれば、
収量が上がるかもしれないという楽しみもあります。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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