ジャガイモ 芽が出ない

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ジャガイモ 芽が出ない

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嬉しい、ジャガイモの発芽!

 

 

ジャガイモのタネイモを植え付けたのに、芽が出ないことがあります。
ジャガイモは植え付けたタネイモから芽が出て、
それが地上まで伸びてくることで発芽します。

 

しかし、長期間、発芽が確認できないことがあるのです。
ジャガイモの芽が出ない原因をご紹介しましょう。

 

[ジャガイモ 芽が出ない]

 

 

■タネイモが腐った

 

発芽しない原因の中で一番多いのは、タネイモが腐ることです。

 

タネイモが腐る理由は様々です。
気温が高すぎる、過湿になった、カットしたタネイモを乾燥させなかった、
切ったタネイモの断面に草木灰をつけなかったなどなど。

 

タネイモが腐る現象は、春でも秋でも起こります。
タネイモが腐ると、いつまで待っても芽が出ません。

 

タネイモが腐らないようにするために、できる限りのことをしておきましょう。
特に気温の高い秋栽培の時には、タネイモを切ると余計に腐りやすくなるので、
そのまま、丸ごと植え付けるようにします。

 

 

腐ったタネイモ

 

 

■発芽適温ではない

 

ジャガイモの発芽適温は、だいたい15度~20度くらいといわれています。
冷涼な気候を好む傾向がありますが、寒すぎると発芽しません。

 

反対に暑すぎる場合も発芽が難しくなります。
ジャガイモ栽培には、春と秋があり、それぞれに発芽できない理由が異なります。

 

春の場合は、気温が低すぎて発芽が遅れている可能性があります。
秋の場合は、気温がまだ高いために、芽が出にくくなっているのかもしれません。

 

植え付けはできるだけ適期に行いますが、その年の気候状態によっては、
適期に植え付けても、暑すぎたり寒すぎたりして、発芽しない場合があります。

 

ただ、いずれの場合でも、土の中のタネイモが腐っていなければ、
適温になった時に発芽しはじめます。

 

気温が安定していない年は、少し長めに様子を見てみるのも良いです。
もし、どうしても気になる場合は、一度掘り返してみて、
タネイモが腐っていないかを確認しておきましょう。

 

腐っている場合、まだ間に合うのであれば、新規に植え直しをすることもできます。

 

 

■植え付けが深すぎる

 

ジャガイモはタネイモの上に新しいイモができるため、
できるだけ深く植えた方が良いかと言うと、そうではありません。

 

やはり発芽する時には、適度な湿り気と光が必要となります。
あまりに深い場所に植えてしまうと、光を感じることができず、
いつまでたっても発芽することができません。

また、なんとかタネイモから芽が出たとしても、
地上に顔を出すまでに距離がありすぎるため、
土の中で芽が腐ってしまうこともあります。

 

ジャガイモのタネイモを植え付ける時は、
タネイモの上に土が5cm~7cmほど被さるようにするのがポイントです。

 

それよりも薄いと、風などで土が飛ばされ、タネイモが露出することがあります。
これよりも厚く土をかぶせると、深すぎて発芽が著しく遅れてしまったり、
発芽自体が難しくなることがあるので注意してください。

 

 

タネイモを深く植え付けると発芽しにくいです

 

 

■発芽が遅れている

 

ジャガイモの植え付けから発芽までにかかる期間は、
だいたい15日~30日と、意外と幅があります。

 

もちろん、暑さや寒さなど環境により発芽が遅れることもありますが、
植え付けから30日以内であれば、もう少し様子を見るという選択肢は残ります。

 

ジャガイモの品種で、発芽までの期間が異なる場合があるので、焦りは禁物です。
どうしても気になる場合は、一度掘り返してタネイモの様子を見てみましょう。

 

何もなければまた土をかぶせて発芽を待ち、
タネイモが傷んでいるようであれば、植え直しをします。

 

ただし、一度掘り返してしまったタネイモは、
そこから発芽までまた時間がかかることがあります。

 

何度も掘り返すと、タネイモが傷んでいなくても、
いつまでたっても芽が出ないという状態になるので、
多少土の中が気になっても、待つ方が良い場合が多いです。

 

 

芽だしをして芽が確実に出ている状態で植え付けると発芽しやすいです
>>ジャガイモ 芽だし

 

 

■休眠期間が長い

 

ジャガイモには、休眠期間があります。
この休眠期間が長いものは、収穫後に芽が出るスイッチが入るまでに時間がかかり、
短いものは芽が出るスイッチが入りやすくなっています。

 

休眠期間の長短は、品種ごとに違います。
春に栽培するジャガイモであれば、基本的にはどのような品種も栽培できます。

 

ところが、秋ジャガイモとして栽培する場合は、休眠期間に注意します。
秋ジャガイモは、生育期間中に気温が下がり、生育しにくくなっていきます。

 

そのため、休眠期間の長い品種を植え付けてしまうと、
発芽までに時間がかかり、収穫時期までに生育が間に合わなくなります。

 

同様に、ジャガイモには熟期というものがあり、これも品種によって異なります。
秋ジャガイモとして栽培する場合は、
休眠期間が短く、かつ熟期が早いものを選ぶのがポイントです。

 

そのため、秋ジャガイモには、デジマアンデス赤などがお勧めです。

>>ジャガイモの種イモを各種見てみる

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方


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