ジャガイモ 植え付け 腐る
ジャガイモ タネイモ デジマ
ジャガイモを植え付けようと思ったらタネイモが腐っていた、
あるいは、ジャガイモを植え付けた後にタネイモが腐ってしまった、
という失敗をよく耳にします。
ジャガイモは、他の野菜と違い、種や苗から育てるのではなく、
タネイモを植え付けて育てます。
そのタネイモが腐ると、地上に芽が出ずに終わったり、
植え付け自体ができない場合もあります。
ジャガイモが植え付け前や後に腐るのには、
どのような理由があるのでしょうか。
[ジャガイモ 植え付け 腐る]
■植え付け前に腐る
・保存状態が悪い
植え付け前のタネイモが腐る原因の多くは、タネイモの保存状態が悪いことです。
タネイモの保存は、収穫したジャガイモの保存と同じです。
風通しが良い、湿気のたまりにくい場所で保存します。
湿度が高い場所などでは、カビは発生しやすくなります。
カビも軽度のものであれば、栽培に支障が出ないことも多いですが、
ひどくなるとタネイモ自体が柔らかくなり、最終的には腐ります。
カビが発生したタネイモの側のタネイモにも、カビの胞子が飛んでいることもあり、
場合によっては、次々とタネイモにカビが発生し、腐敗するケースもあるようです。
・病気、打撲
タネイモとしているジャガイモが、病気にかかっている場合や、
移動の時などに放り投げたりして衝撃を与えたりしていると、
腐るような症状が出ることがあります。
栽培に使用するタネイモは、市販されている検査済みのものを使用し、
扱う時には投げたり乱暴にしないように注意しましょう。
高畝にして排水性を良くします
■植え付け後に腐る
・過湿
植え付けた後にタネイモが腐る原因の1つとして、過湿があります。
水はけの悪い土で育てていたり、必要以上に水を与えていたりすると、
過湿となって土の中のタネイモが腐ります。
栽培前に、水はけが良くなる土作りを行い、
それでも水はけが不安な場合は、高畝にするなどの工夫が必要です。
ジャガイモは乾燥気味の方が育ちやすい植物です。
地植えであれば、降雨だけで済むことがほとんどです。
プランターなどの容器栽培の場合は、土の量が制限されているので、
土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
雨が多い年は、必然的に湿度が上がりやすくなるので、
ビニールマルチなどを利用して、余分な水が入り込まないようにすると良いです。
タネイモをカットしたら、数日以上切り口を乾かしてから植え付けます
・切り口から腐った
ジャガイモ栽培では、タネイモが大きい場合に、カットして使うことがあります。
カットした後は、数日以上切り口を乾かしてから植え付けますが、
乾燥が足りないと、植え付け後に切り口から腐ることがあります。
また、秋ジャガイモの栽培では、タネイモは切らずに使うのが基本です。
秋ジャガイモは、植え付け時期が高温期のため、
タネイモを切ると腐る可能性が高くなるためです。
・肥料が近かった
ジャガイモのタネイモを植え付ける時は、肥料がタネイモに当たらないようにします。
タネイモに肥料が触れると、そこからタネイモが傷むことがあるためです。
特に窒素が多い肥料では、タネイモの腐敗が強く出ることがあるため、
元肥えをタネイモの間に置く場合は、タネイモに触れないように注意しましょう。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方
