じゃがいも 収穫 大きさ
アンデス赤の収穫
ジャガイモは家庭でも育てられる野菜の1つです。
畑での栽培はもちろん、大型プランターを使えば、容器栽培も可能です。
最近は袋入りの培養土をそのまま使って育てる、袋栽培も人気のようです。
ジャガイモを育てていて楽しみなのが、やはり収穫の時です。
どれくらいの大きさのイモが、何個ついているのか、収穫時はとてもドキドキします。
収穫したジャガイモが、思っていたサイズではない場合があります。
ジャガイモを収穫した時の大きさの標準は、あるのでしょうか。
[じゃがいも 収穫 大きさ]
■じゃがいも 収穫 大きさ
ジャガイモの一般的なサイズは、スーパーなどで並んでいるものを見ると分かります。
S～3Lまでサイズがあり、それぞれに重量が決められています。
S：～50ｇ
M：50ｇ～150ｇ
L：150ｇ～250ｇ
2L：250ｇ～350ｇ
3L：350ｇ～
これはあくまで一般的な基準で、生産地域によって多少前後する場合もあります。
けれど、実はジャガイモの大きさは、これだけでは決めることができません。
また、大きければ良いというわけでもありません。
・品種によって異なる大きさ
育てていたジャガイモを収穫した時、思っていたよりもサイズが小さくて、
少しがっかりすることがあります。
けれど、ジャガイモは品種によってイモの大きさに差があるので、
実は特に小さいわけではなかった、ということもあるのです。
アンデス赤やインカのめざめなどは、イモが小ぶりになるのが特徴なので、
別のジャガイモ品種と一緒に育てていると、小ささに驚くことがありますが、
特に問題ではありません。
アローワ C）みつのぶ
反対にアローワなど、イモが大きくなりやすい品種の場合は、
通常よりも大きなイモが出てきて、かえって心配になりますが、これも問題はありません。
品種ごとのイモの大きさは、タネイモから知ることもできます。
植えたタネイモと同じくらい、あるいはそれよりも少し大きいか小さいくらいであれば、
標準以内におさまっていると考えて良いでしょう。
・大きすぎるイモ
巨大なジャガイモが収穫できると、充実感は非常に高いですが、
時には問題が起こることもあります。
この巨大なジャガイモを切った時、中が黒や赤茶っぽく変色していたり、
空洞になっていることがあります。
また、形がいびつで、イモが2つくっついたようになっているものが収穫できる場合があります。
いびつなジャガイモ
これらの症状が出ているものは、イモが肥大しすぎています。
大きなジャガイモが収穫できると、とても嬉しくなりますが、
中に空洞があったりすると食味が悪くなりますし、
程度がひどい場合は処分の対象になります。
調理できずに処分した分を収量からはずすと、
結局少ししか収穫できたことにならなかった、ということもあるので、
肥大しすぎには注意します。
空洞に関しては、肥大期に過度な乾燥に当たったことが原因の場合もあります。
生育期間中に問題のあった小さいジャガイモ
・小さすぎるイモ
ジャガイモの品種によっては、イモが小ぶりなのが普通のものもあります。
けれど、明らかに小さすぎるものは、品種によるものではありません。
他にも大きなイモが収穫できている場合は良いのですが、
すべてのイモが小さすぎる場合は、生育期間中の水や肥料不足、
日照不足が考えられます。
また、芽かきをせずにたくさんの芽を育てていた場合も、
1個1個が小さくなる傾向にあります。
小さすぎるイモは、小さくて丸いので可愛らしいですが、食べるのには適していません。
多量に食べると、食中毒の原因になることもあるので、処分するのがお勧めです。
■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方
