ジャガイモ 栽培

ジャガイモ栽培.com

ジャガイモ シンシアの収穫

読了までの目安時間:約 7分

 

スポンサードリンク

■ジャガイモ シンシアの収穫

 

2017年の1月末にタネイモを購入したシンシア
じっくり1ヶ月ほどの時間をかけて芽出しをし、2月26日に植え付けました。

 

1つのタネイモを半分に切り、4つを普通植えに、
残りの4つを逆さ植えにしてみました。

 

芽が出るまではやきもきしましたが、
1つ芽が出ると次々と芽が出てきて、その後はすくすくと育ちました。

 

それから3ヶ月ほどが経ち、勢いのあった葉が少しくたびれた感じになった、
5月23日、収穫を決意しました!

 

 


まだまだふさふさです

 

 

ちょっと分かりにくいですが、
画像の右側の列が普通植え、左側が逆さ植えにした分です。

 

こうやって並べて写真に撮ってみると、
普通植えの方が色が薄く、くたびれ度が高いように見えます。
生育中は、それほど枝葉の大きさや勢いに差はありませんでした。

 

 


株元はボロボロ

 

 

株元は、普通植えも逆さ植えも、どちらもボロボロです。
これは地上部が茂ってきた時に、雨で倒れてしまい、
その時にナメクジやらダンゴムシやらに食われた後だと思われます。

 

中にはニジュウヤホシテントウが食害したものもあるのでしょうが、
それほど大きな被害は出ていません。

 

マルチ栽培は土寄せをしないので、地上部が倒れてしまうのがネックです。
我が家は支柱を畝の両端に立て、ジャガイモの茎を支えるように紐を渡しました。

 

 


土はよく乾いています

 

 

地際で茎を切り、マルチを取り除きました。
土の表面から、ちらほらとジャガイモの頭が見えています。

 

マルチをかける時から土が乾いた状態で、それから水を与えたことはありません。
自然に降った雨だけが水分源となっていましたが、
地上部が萎れたりすることはありませんでした。

 

ジャガイモって、本当に強い植物です。
マルチ栽培は土寄せの作業が不要なため、手間が省けます。

 

さらに、土を寄せていない分、このようにジャガイモが地表近くにできるので、
収穫する時に深く掘る必要がありません。
土もよく乾いているので、手で簡単に収穫できました。

 

 


逆さ植えの総重量は?

 

 

普通植えと逆さ植えを、それぞれ集めて重さをはかってみました。

 

まずは逆さ植えの方からです。
4株で1513gでした。

 

タネイモは1袋500g入りだったので、
この時点でタネイモの3倍の重量になったということになります。

 

 


普通植えの総重量です

 

 

次は、普通植えの重量です。
4株で1537g!?

 

逆さ植えの方が収量が上がるという噂だったのですが、
普通植えの方がほんの少しだけ多く収穫できたという結果になりました。

 

ほとんど差はない結果でしたが、
逆さ植えにかなり期待していただけに、少しショックでした。

 

ただ、もしかすると逆さ植えの方は、収穫にはまだ早かった可能性があります。
というのも、最初の画像を見て分かる通り、
逆さ植えの方はまだ茎葉が元気で、色もあまり抜けていません。

 

対して普通植えの方は、下葉がすでに黄変している状態でした。
つまり、逆さ植えの方は、まだイモが生長途中だった可能性があるということです。

 

もう少し長く置いていたら、もしかすると結果は逆転していたかもしれません。
これはまた来年もやってみる価値がありそうです。

 

 


収穫後は日向に置いて乾燥させました

 

 

土がよく乾いていたので、手で軽くなでるだけで、土が落ちてキレイになりました。
それにしても、シンシアはすごく芽が浅いです。

 

男爵のような凸凹はほぼありません。
表面はつるっとしていて、皮が薄いのが見た目からでもよく分かります。
半日明るい日陰で乾燥させた後は、暗所で保存しています。

 

 


念願のチンジャオロース!

 

 

育てるジャガイモの品種に悩んでいた時、
ある目標を達成するために、シンシアを選びました。

 

それがジャガイモのチンジャオロースです。

 

シンシアはしっとりしていて、煮崩れしにくい品種です。
火が通っても粉っぽく崩れることがありません。

 

このシンシアを、タケノコの代わりに使って、チンジャオロースを作りました。
太めの千切りにしたシンシアをレンジにかけ、半分くらい火を通しておきます。

 

あとは、チンジャオロースを作る手順と同じです。
今回は市販のチンジャオロースのタレを使いました。

 

実際に食べてみた感想は、かなりおいしい!
タケノコのようなシャキシャキ感はありませんが、
少しねっとりとしたシンシアと、
中華のチンジャオロースのタレの味がとてもよく合っていました。

 

今回は収穫が少し早かったこともあり、小さいサイズがたくさん収穫できました。
シンシアは休眠も長いので、きちんと保存して使い切りたいと思います。
*栽培と記事は、幸さん担当です。

 

■参考
・ジャガイモ 地植えの栽培
・ジャガイモ プランターの栽培
・ジャガイモ 芽かき方法
・ジャガイモ 土寄せ方法
・ジャガイモ タネイモ販売
・ジャガイモ タネイモの選び方

 

タグ : 

ジャガイモ 栽培記録