ジャガイモ 水やり

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ジャガイモ 水やり

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畑やプランターの水やりも割と難しいです

 

 

ジャガイモは丈夫で育てやすい野菜ですが、水管理が適切ではないと、
栽培の途中で枯れてしまったり、大きく育たなかったりします。

 

ジャガイモが好む土の湿り具合を覚えておくと、
栽培管理にとても役立ち収穫量も増します。

 

 

[ジャガイモ 水やり]

 

 

■ジャガイモの水やり

 

ジャガイモは、アンデスが原産の野菜です。
そのため、乾燥には強いですが、湿気の高い状態は好みません。

 

また、冷涼な気候を好む傾向があるため、
高温多湿の環境下では、土の中のイモが腐ることがあります。

 

まずは水はけの良い土を使うことが大切ですが、
植え付け後の水管理もとても大切です。

 

地植えで育てる場合とプランターなどの容器で育てる場合の、
水の与え方を覚えておきましょう。

 

 

ジャガイモ畑は、やや乾燥気味に栽培します

 

 

・地植えの場合
ジャガイモはもともと土が乾燥しやすい環境で育っていたため、
頻繁に水やりをする必要はありません。

 

特に地植えで育てる場合は、雨が当たることも多いはずです。
植え付け前か後に、発芽までの水分を保つため、水を与えることは多いですが、
発芽以降は水やりをあまり必要としません。

 

雨が頻繁に降るようであれば、水やりはしなくて構いません。
長期間、雨が降らず、晴天の日が続いて土が乾いてしまっている場合のみ、
水を与えるようにすると、過湿にならずに済みます。

 

黒マルチなどを使って、マルチ栽培をしている場合は、
マルチのおかげで乾燥しにくくなっています。

 

そのため、マルチなしでの栽培に比べ、さらに水やりの頻度は下がります。
ただ、一度乾燥しきってしまった後は、
水が入り込みにくくなるため、水不足となる場合があります。

 

特に植え付け時は、上から水をかけても染み込みにくいので、
マルチをかぶせる前に、畝全体を水で湿らせると、過乾燥を防げます。

 

 

標準プランターで、こんなにできました!(デジマの秋作)

 

 

・プランターの場合
プランターや鉢などを使った容器栽培の場合、
地植えよりも土の量が少ないため、乾きやすくなります。

 

さらにベランダなど、雨の当たらない場所で栽培することもあり、
プランター栽培は、地植えの場合とは水管理が異なります。

 

基本的には、土が乾いたら水を与えるようにします。
野菜などの植物を育てる時の水やりの頻度に関して、
「毎日」や「何日に1回」など耳にしますが、本来は違います。

 

育てる環境などは、それぞれで異なります。
雨の当たる場所と当たらない場所では、水やりの頻度は違ってくるのです。

 

土の状態もチェックせず、毎日無心に水を与えていると、
過湿になってしまい、丈夫なジャガイモも調子を崩します。

 

できれば、土の中まで乾燥しているかを確認してから、水を与えるようにします。
実際に軽く掘って、乾燥具合を確かめてみると、よくわかります。

 

水を与える時は、必ず容器の底から水が染み出てくるまで、たっぷりと与えます。
土がしっかりと乾燥してから水を与えるので、
表面だけを湿らせるような水のやり方では、良くありません。

 

土の中心まで乾燥するのを待ち、水やりは土全体が湿るように与えます。
乾湿の差を出すことで根が活発に育ち、しっかりとしたジャガイモに育ちます。 

 

 

春ジャガと秋ジャガとでも、水の与え方が異なります

 

 

■春ジャガと秋ジャガ

 

ジャガイモには、春先に植え付けをして初夏前に収穫する春ジャガイモと、
晩夏に植え付けをして冬前に収穫する秋ジャガイモがあります。

 

一般的には、春ジャガイモが主流です。
というのも、秋ジャガイモは暖地向きの作型だからです。

 

同じジャガイモ栽培でも、栽培する季節が違うと、水管理の注意点も違ってきます。

 

・春ジャガイモの場合
春は降雨が意外と多いため、水をほとんど与えなくても済む場合が多いです。
涼しい時期でもあるため、土が乾きにくい場合も多いです。

 

けれど、だんだんと暖かくなるにつれ、ジャガイモも大きく生長してきます。
春は意外と空気が乾燥していることもあるので、
こういった時に晴れの日が続くと、急激に土が乾いてくることがあります。

 

春だからと過信せず、土の状態はこまめに見ておくようにしましょう。

 

・秋ジャガイモの場合
秋のジャガイモ栽培が、春のジャガイモ栽培に比べて難易度が高いといわれるのは、
蒸れによってタネイモが腐ることが多いためです。

 

ジャガイモは冷涼な気候を好むため、
春のように肌寒い~暖かいくらいの気候であれば、良く育ちます。

 

ところが、秋ジャガイモの場合は、まだ残暑の時期にタネイモを植え付けるため、
水の管理を間違えると、土の中で蒸れて腐ってしまうことがあるのです。

 

春ジャガイモなら、多少の過湿になっても、
涼しい気候のために耐えられることもありますが、
秋ジャガイモは過湿になると、そのままタネイモが傷んでしまい、
収穫どころか芽も出ずに終わることもあります。

 

残暑を過ぎれば、だんだんと涼しくなって、
ジャガイモが育ちやすい気候となるので、
タネイモを植え付けて涼しくなるまでは、細心に管理するようにします。

 

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