ジャガイモ 品種

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ジャガイモの品種

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ジャガイモの品種と特徴 ↑画像クリックで拡大

 

 

ジャガイモといえば、男爵やメークインといった品種が、
子供の頃から慣れ親しんでいるのではないでしょうか。

 

最近ではスーパーや直売所、タネイモも、新品種が出回り人気が出てきました。
人気のジャガイモの品種ごとの特徴について分かりやすくご紹介します。

 

キタアカリも人気上昇中

 

 

[ジャガイモの品種]

 

 

■ジャガイモの特徴

 

ジャガイモにはたくさんの品種があり、それぞれに特性が違います。
見た目や味、食べ方はもちろん、栽培方法にも違いがあります。

 

・形 
ジャガイモと聞いてイメージするのが、
表面が少しゴツゴツした、丸っこい形をしたものではないでしょうか。

 

ジャガイモには、それ以外にも形があります。
代表的なのは、男爵のような球型ですが、
他にも、メークインのような長い卵型や、扁平な球型、扁平な卵型などがあります。

 

・大きさ
ジャガイモは生育の良し悪しによって大きさが違ってきますが、
品種が違うだけでも大きさが異なることがあります。

 

男爵を基準とすると、メークインはやや大きく、
アンデスレッドなどは少し小さめなのが特徴です。

 

・熟期
熟期は、ジャガイモの早晩生のことを指します。
収穫が早いものが早生、遅いものが晩生となります。

 

・休眠
ジャガイモには休眠期が存在し、その期間中は芽がほぼ出ません。
地域によっては二期作が可能な場合がありますが、
秋ジャガイモとして育てるには、休眠が短い品種を選ぶ必要があります。

 

休眠の長いものを秋に植え付けても、
発芽までに時間がかかりすぎ、収穫まで至らないことが多くなります。

 

 

白と紫の斑で、美しいジャガイモの花

 

 

・花色
ジャガイモの花を実際に見たことがある方はあまりいないかもしれません。
ナス科の植物だけあり、ナスに似た花をつけます。

 

花の色は品種によって異なり、白~濃い赤紫まで様々です。
色々な品種を植えて、色の異なる花を楽しむのもおもしろそうです。

 

・病害虫耐性(疫病耐性)
ジャガイモがかかりやすい病気である疫病や、
注意すべき害虫であるセンチュウに耐性(抵抗性)があるかどうかをさします。

 

品種によっては、病害虫に強いものもありますが、極端に弱いこともあります。
病害虫に弱い品種を栽培する時には、
環境をきちんと整える必要があるため、栽培難易度が高くなります。

 

・デンプン量
ジャガイモといえば、デンプン質です。
デンプン量の高い品種の方が、粉質になりやすく、
ほくほくとした食感を楽しめますが、煮崩れしやすいこともあります。

 

・皮色
よく見かけるジャガイモは、黄色っぽい褐色のものが多いですが、
他にも白っぽいものや、赤いものなどがあります。
最近では、濃い紫色に赤い斑点があるインカパープル
というユニークな品種もでてきました。

 

 

アンデスレッドは、ほっくりして甘くて美味しいです♪

 

 

・肉色
一般的には肉色が白いものが多いですが、
最近では黄色っぽいジャガイモも増えていきました。
色の濃いものの方が、こっくりとしていて甘みが強い傾向があります。

 

・肉質
ジャガイモは品種によって、意外と食感が異なります。
粉質の品種はほくほく、ほろほろとした食感が楽しめ、
粘質の品種は、ねっとりとした味わいを楽しむことができます。

肉質によって、合う調理法が異なるので、料理に合わせて選ぶこともできます。

 

・用途
ジャガイモの品種によって、チップスなどの揚げ物に合う品種、
煮崩れしにくく煮物に向く品種、サラダや蒸しイモに向く品種などに分けられます。

 

品種に合った調理法で料理することで、
その品種本来の味わいや食感を楽しむことができます。

 

 

■ジャガイモの主な品種

 

ジャガイモも品種改良が進み、以前よりもたくさんの品種を見かけます。
昔から親しまれてきているジャガイモ品種と、
最近人気の出てきたジャガイモ品種をご紹介します。

 

・代表的な品種
日本人に親しみ深いジャガイモといえば、男爵とメークインでしょう。
他にも、農林1号といった、いかにも量産型といった名前の品種もあります。

味はくせがなく見た目もオーソドックスなジャガイモで、安定した人気があります。

 

どの年齢層からも好まれるため、スーパーで並んでいることも一番多い品種です。
昔から食べられていて、しかも年中供給されている品種ですから、
家庭菜園などで育てやすいという利点もあります。

 

 

イモ掘りは、子供たちも大好きです!

 

 

・人気の新品種
近年では、インカのめざめやキタアカリ、アンデスレッドのように、
甘みの強い品種の人気が高まっています。

イモのサイズが男爵などと比べると、少し小ぶりですが、
その分、クリやサツマイモのような甘みがあり、子供にも人気があります。

 

他にも、紫色が美しいシャドークイーンや、
紫に赤い斑点のグラウンドペチカのような特徴的なものも注目されています。

グラウンドペチカは、見た目がマスクをかぶっているように見えることから、
デストロイヤーという名前で販売されていることもあります。

 

いずれも見た目だけでなく、味も肉質もとても良いということと、
あまり市販されていないということで、家庭菜園で育てる人が増えてきています。

*さらに詳しい個別の品種は、これからもご紹介してまいります!

 

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